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腹筋5回日記

毎日腹筋5回だけ。

腹筋5回やりました。

深夜に雨音を聞いている。
自宅のマンションでは雨音が聞こえないことに気づく。
隣で妻が眠っている。
僕は眠っている妻が好きだ。

僕は連日、15時間ぐらい寝ている。
この部屋は僕を眠らせてくれる。
昼の明るさも工事の音も、鳩時計も気にならない。

この家は、優しい思い出に守られている。

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腹筋5回やりました。

2年ぶりなのに猫は「ああ、おかえり」というような、何でもない顔をして僕を迎えた。

記憶の仕組みが人間とは違うのか、あるいは感情そのものが違うのか、感情表現の問題か、この猫に特有の性質なのか猫一般の特徴なのか。

きっと僕が大げさなのだ。猫との関係においても人間関係においても。感情そのものも感情表現も、抑制的であろうとする変な自意識も。

僕にとっての自然が世界の不自然でも、僕は自然でいた方がいい。勇気をもって。気合を入れて、力を抜いて。小手先で世界と折り合わない。前向きな気持ちで、小手先は諦めた。

ワールドカップ。国境を楽しむ仕組み。日本を代表するとは、日本そのものだということ。彼らが日本なら誇りも希望も持てる。

オランダ戦の日本は「恥ずかしくない負け」を狙わなかった。それがとても嬉しかった。よし見習うぞと思った。

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腹筋5回やりました。

妻と外で夕食。
帰り道、自転車で歩道を走った。

ビニール片を、女性が追いかけていた。
タバコの箱を覆っていて、開封と同時に不要になる、あの上の部分。

腰を屈めて追うが、タイミング悪く風が吹いて上手く拾えない。
車道に出そうになって、それでも彼女は追った。

そのまま傍を通り過ぎたから、その後のことは分からない。

僕は道にゴミを捨てないが、意図せず落としてしまったものが、あの小さな透明なビニール片なら、あそこまで追いかけるだろうか。

20代か30代の、普通の人に見えた。

帰宅して、眠った妻の横で『アメリカン・ビューティー』を見ていたら、風に舞うビニール袋の映像が出てきた。

それは確かに美しかった。

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