最近腹筋していない。
今、思い出した。
あのとき、逃げ出しても大丈夫なように、大きな車道から少しでも離れようと、左腕に猫を抱えて北へ走った。
猫はフーフーと怒りを表現したが力は弱かった。本気で脱出しようとはしていなかったと思う。
交番の20メートルほど手前。車道の端っこに沿って歩いていた。僕は自転者で車道の左を走って、前から来た猫に驚きつつ、一度は通り過ぎた。
交番の前でユーターンした。1度目は見つけられなかった。もう一度引き返し、2往復目に見つけた。自転者を止めると向こうから、ミスドの袋に寄って来た。明らかに元飼い猫だと分かった。
10月31日。入社前夜。20時を過ぎて、靴を買いに出かけた帰りだった。昼間雨で行けなかったから。電話で在庫確認したネイティブのなんちてマウンテンブーツ。面白いと思ったけど、最大サイズでも指が当たった。そもそも8,800円は割高な気がした。
元気でたくさん美味しく食べて、長生きして欲しい。たしかに何が猫の幸福かなんて分からない。でもあのとき猫はフーフー言いながらも、これに賭けてみたんじゃないかって気がする。あるいは本気で抵抗する力もなかったか。
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