東京月光魔曲 | 腹筋5回日記

腹筋5回日記

毎日腹筋5回だけ。

腹筋5回やりました。

渋谷で演劇鑑賞。
久し振りの劇場復帰。

コクーンのバルコニーは、身体が窮屈な代わりに、心は楽ちんで、結果的によかった。

複雑な話で、全て観終った後で整理すればいいやと、プロットは無視して、ひたすら美しい舞台の濃密な空気をを堪能した。

やっぱり舞台はいい。今、そこに人がいて、同じ時間に表現しているのを観られるというのは素晴らしい贅沢だ。あの瞬間、あの忙しいユースケは、あの場所にしかいなかった。集中して太郎を演じていた。千秋楽の名残を惜しんでいた。

そして本気で作られたものはいい。3時間を超える時間の中に、隙も甘えも一瞬もなかった。キャストもスタッフも。何一つ「やっつけ」がなかった。ドタバタさえ緻密だった。

姿の見えない不気味な何かは登場しなかった。苦いような、居心地の悪いような、あの感じは敢えて排除されているように思えた。外形は随分、具象的になったように感じた。

夕食のリブを食べながら、妻と話した。一緒に観られてよかった。同じ時間を過ごせてよかった。多くの人と一緒に、人生の小さく確かな時間を共有した。

10年目の記念に、演劇はピッタリだった。僕らは誰よりも多くの時間を共有しようと決めてから、10年を過ごした。

この10年は僕に、時間の大切さ、人生の儚さ、健康の大切さを教えてくれた。これは本当に貴重な、僕の本物の知恵だ。この知恵を得るための多少の犠牲はやむを得なかった。

僕は自分にとっての幸福とは何かを、10年間でずいぶん理解した。つまり、そんな素晴らしい10年間だったということだ。妻にはどれだけ感謝しても足りない。

ありがとう。