皆さんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
今回は忠清南道論山にあるお寺を紹介したいと思います。その名は潅燭寺(관촉사)。
ご存じでしょうか。巨大でちょっと風変わりな弥勒大仏で有名な寺です。
寺の入口には寺を守護する四天王(사천왕)を安置した天王門(천왕문)があります。
門の両側にはきれいに彩色された四天王像が二体ずつ安置されています。
伽藍に悪者が侵入しないよう、寺の入口で睨みをきかせているのが四天王という存在です。
これは大雄宝殿(대응보전)です。日本風に言うと本堂で、大雄宝殿という名前の建物に安置されているのは、釈迦如来(석가여래)です。
上の写真は冥府殿(명부전)です。閻魔大王(염마대왕)を中心に、十王(삽왕)と呼ばれる冥界の裁判官が鎮座しています。いわば死後の平安を祈るところです。
そして上に見えるのが、灌燭寺を象徴する風景と言えます。前にある建物が弥勒殿(미륵전)で、その背後にあるのが巨大な弥勒菩薩(미륵보살)の立像です。弥勒殿という建物は背後の弥勒大仏を拝むための施設として設置されています。
異様に顔が細長い異形の仏様です。弥勒像、灯籠、石塔、弥勒殿が一直線に並んでいます。
この石像は国宝第323号に指定されています。韓国で現存する石像菩薩像の中では最大、17.8mの大きさで、恩津弥勒(은진미륵)として通っています。白毫の中から発見された墨書から高麗時代の968年に造立されたことが判明しています。
灌燭寺石造弥勒菩薩立像は伝統的な仏像とは、かなり様相を異にしています。それは胴体に比べて頭と手が相当に大きく、全体的なバランスが悪い。また耳、目、口、鼻も相当に大きく描かれており、対して首などは相当に短く、仏像というよりも世俗の人を思わせます。四角い顔で目や鼻の造作がやたら大きい。まるで寅さんみたいですね。私は個人的に「寅さん大仏」と呼んでいます。
そして横から見ると、弥勒殿、石塔、灯籠、弥勒仏が一列に並んでいるのが一層はっきり見えます。
このような異形の弥勒仏は、韓国のどこにでも存在するものではありません。忠清道地域でそれも高麗時代に限定されます。何故忠清道地域だけで、それも高麗時代に限定されるのかはわかりません。でもこういう異形の仏様は、異形であるが故にコロナウイルスの厄除などに験があるかも知れませんよ。
所在地
忠清南道 論山市 灌燭洞 254
(충청남도 논산시 관촉동 254)
(충청남도 논산시 관촉동 254)










