昨日(11月19日)は素晴らしい映画の試写会に参加させていただきました。
『声よ集まれ 소리여 모여라(ソリヨ モヨラ)』 2024年 朴英二監督
在日朝鮮学校の現状と、それに集う人たちを描いたドキュメンタリー映画です。
朝鮮学校を描いたドキュメンタリーとしては、釜山のドキュメンタリー監督である キム・ジウン氏の『差別』(2021年)があります。こちらは安倍政権以来の朝鮮学校の授業料無償化排除に対する裁判闘争を主体に描いたもので、我々の知らない朝鮮学校の厳しい実態が描かれていました。またそれに集う在日韓国・朝鮮人や、学校や裁判闘争を支援する日本人が描かれていたのも印象的でした。
今回の『声よ集まれ 소리여 모여라』は、前作で描かれた裁判闘争を下敷きにしながら、それを核にした人々の交流を描くことに主体があるように思えます。在日韓国・朝鮮人だけでなく、日本人やその他の外国人の交流の拠点になっている実態も興味深いです。特に印象深いのは滋賀県の朝鮮学校の事例。文化祭などの学校開放行事で、地元の県立高校の吹奏楽部なども飛び入り参加、実に楽しそうにしているのはうらやましく写りました。
これには国籍を超えた地域コミュニティーづくりの原点があるように思えます。誰でも楽しく交流しながら自由な自己発現の場とする、特定のイデオロギーに固執しない、地域社会づくりの原点だという気がしました。
今回の試写会はクラファン支援者対象の完成途上の試写会。まだこれから完成に向けて作業中とのこと。日本での公開はもちろん、韓国での上映も成功されることを祈るものでした。

