シネマート心斎橋でまたまた韓国映画を見ました。
強烈な場面の連続で観客を圧倒する韓国映画をご紹介します。題名は「悪人伝」。
世間を恐怖に陥れる連続殺人鬼を、警察のはみ出し刑事とヤクザの組長が組んで追い詰めるという破天荒な映画です。そんな馬鹿なと思いながらも、韓国ならありそうだと思えてくるのが不思議です。
京畿道南部や忠南地域で相次いで発生する殺人事件。犯人は車で乗り付け、ナイフで無差別に相手を殺害するという特徴が。そんなある日、ゲーム賭博などで荒稼ぎずる凶暴なヤクザの組長チャン・ドンスが追突して来た車の運転手に刺されて重傷を負います。悪運が強く、奇跡的に助かった彼は手下を使い、犯人探しに動き出します。
一方警察では暴力も平気なはみ出し者のチョン刑事が、同一犯による連続殺人事件であると確信、手がかりを求めてドンスに近づきます。
警察とヤクザという対立する二人ですが、巧妙な犯人を出し抜き、捕まえるためには、互い情報交換が必要となり、いつのまにか共に犯人を追うようになっています。
主演のヤクザ組長を演じるのはもはや韓国映画を代表する荒事俳優マ・ドンソク。すさまじい格闘シーンや車での追跡場面、犯行を重ねる犯人の不気味さ、最初から最後まで目が離せません。アメリカでのリメイクも決まっているそうです。