私と亡き旦那との出会い⑩ | 難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

2012年、線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群を発症、それよりも前にデパス&ソラナックス&ロヒプノールを服用していた。病気発症に心当たりがないためこれら症状はベンゾ薬害だと私は断定。2019年、旦那と死別






亡き旦那が私を特別扱いすることが社長の耳に入り呼び出されてしまった私。

その会社は夫婦で成り立っており、社長がご主人、副社長が奥様というような感じだった。

呼び出され、最初に口を開いたのは奥様だった。

『あなた、〇〇君(亡き旦那)と付き合ってるわよね?』

直球で聞かれた。有無を言わさない雰囲気。違いますともそうですとも言う暇も与えないくらい奥様から機関銃のようにまくし立てられた。

『私は一緒に働かせるのは反対!』

ズバッと言ってくる奥様。下を向くしかない私。さらにまくし立てられていたがやっと社長が口を開いた。

『まぁいいじゃないか』

その一言で私は解放された。

奥様の言い分は、要約すれば〇〇君(亡き旦那)はまだ半人前だけどゆくゆくは会社を任せようと思ってる。

今はその勉強の大事な時期。好いた女を一緒に働かせるなんてとんでもない!みたいな感じ。

いくら亡き旦那が働いてくれと言ってもそこまで言われたら私も立つ瀬がない。他の仕事を辞めてまでこちらに来たのに…という思いもあった。

仕方ない、自ら辞めるしかない。そう決断し、その夜、亡き旦那と話をした。

私も体調を崩したばかりだったしこれ以上は迷惑をかけちゃうから…という理由も添えて。

すると亡き旦那、暫く考え込んだのち意外な言葉を口にした。

一緒に生活したり働いたりしてきてアキのことがよく分かってきた。

俺は今の住まいを引き払うからこれから本格的に一緒に暮らさないか?と…。

それって単なる同棲?すかさず聞き返す。

いや…そんな軽い気持ちじゃない、と言う亡き旦那。

ちょっと待った~!だ。

亡き旦那と、お互いに離婚経験者だしもう結婚は懲り懲りだよね~!なんて話しをたことがある。

私は亡き旦那との再婚は1㍉も考えてなかった。半同棲くらいならまぁ良いか程度。

本格的に同棲となると私の父親になんて言う?

いきなり言われたそれらに、なんて返事をすればいいのか私は頭が真っ白になった。


続く…