旦那の優しさ | 難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

2012年、線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群を発症、それよりも前にデパス&ソラナックス&ロヒプノールを服用していた。病気発症に心当たりがないためこれら症状はベンゾ薬害だと私は断定。2019年、旦那と死別

 
 
昨日、日曜日。旦那の唯一のお休み。旅行の疲れがまだとれてないんだろう、昼前まで寝ていた。
 
旦那は昨日は夜に予定があった。でも、それをキャンセルした。
 
旅行で一緒に居れなかった、また、旅行から帰っても仕事、仕事でまともに私のそばに居てやれなかったからと断ったのだ。
 
仕事の付き合い上、大事な用事だったんだけど、私の為に断った。
 
私は、あとで何か言われない?仕事に影響しない?と聞いた。そんなことは気にしなくて大丈夫だからとの返事。
 
なんだか悪いなぁと思ったけど、そういうなら…とそばにいてもらった。
 
薬は服用したか?お腹は空いてないか?痛みは大丈夫か?と何度も私を気遣う。
 
痛みは大丈夫じゃなかったけど、平気なふりをした。
 
私が少し横になるわ、と言ったら、俺がいるとゆっくり寝られないだろうから、ちょっと仕事してくるわ、と出掛けて行った。
 
たいして眠れないだろうと思っていたのだけど、気付いたら暗くなってた。
 
起きたら痛みが一気に襲ってきた。昼間より酷い痛みが。
 
薬を服用して耐える。そこに旦那から電話が。今から晩御飯の買い物をして帰るけど、何か食べたい物はないか?と。
 
とても食べられるような気力がなくて何もいらないと断った。
 
でも、何か買っておけば、食べられそうになった時に食べたら良いから、と旦那は言う。
 
いや、食料を無駄にしたくないと更に断る。ここ3日ほどでだいぶダメにしてしまったから…。
 
少し悲しそうに分かった、と電話を切った。
 
旦那が買い物をして帰宅する。手際よく準備して旦那だけ晩御飯。
 
お酒は呑まないの?と聞いたら、私がこれだけ痛がってるのに悪いから、と呑もうとしなかった。
 
私は構わないから呑んでください、と言った。いやいや、いいよ、と再度断る旦那。
 
せっかくのお休みなんだもの、私の為に色々してくれてるんだし、呑んで呑んで、と勧めたら、じゃあ少しだけね、とやっと呑んでくれた。
 
私は痛みに耐えながら旦那と色々話す。久し振りにやっとゆっくりお喋り出来た。
 
たわいもない普通の会話…それだけで嬉しかった。お酒を呑んでいても私への気遣いはしてくれてた。
 
ありがとう、ありがとう、私は大丈夫だから、大丈夫だから…。
 
旦那は寝るまでお喋りに付き合ってくれた。私の痛みが和らぐ事はなかったけど、沢山、沢山お喋り出来た。
 
前までの私なら痛がる姿を見られたくなかったけれど、昨夜は平気だった。
 
有りのままの私を受け入れてくれる旦那に、心から改めて感謝した。