1人生活最終日 | 難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

2012年、線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群を発症、それよりも前にデパス&ソラナックス&ロヒプノールを服用していた。病気発症に心当たりがないためこれら症状はベンゾ薬害だと私は断定。2019年、旦那と死別

 
 
いよいよ、旦那が帰国し帰宅する日付になった16日、1人でいる最終日。
 
夜にあまり眠れなかったせいもあり、痛みがどんどん辛くなる朝を迎えた。
 
とりあえずの家事はして、あとは大人しくしてた。本当なら旦那が帰宅した時、家事を頑張ったねと言われたかったのだが…。
 
1人きりももうすぐ終わるというのに、何故か気分が塞ぎ気味。痛みのせいだろうか、なにもやる気が起きずひたすらボーッと過ごした。
 
お昼の薬を早めに服用し布団に入ることにした。こういう時は寝るに限る。
 
夕方、起きてまたトラムセットだけを服用。なんで薬を服用しても寝ても覚めても痛いんだろうか…。
 
痛みに耐えようと我慢している時、旦那からメールが届いた。
 
今からベトナムをたち、シンガポールに向かう。帰国はそれからだとのメール。
 
今回の旅は行きは羽田空港、帰りは成田空港というスケジュールにしたのだった。
 
ベトナムから直行便で帰国し到着を羽田空港にしようとしたら、飛行機代金が一気に倍になるかららしい。
 
羽田空港発着のベトナムへの直行便なんてあったけな?と思いながらも、値段が倍になるのはイタいよね。
 
まぁ、そんな事は置いといて。
 
ベトナムからシンガポールまで2時間のフライト、シンガポールから成田空港までは冬なら約6時間のフライト(冬は偏西風が強いから夏よりは飛行時間が短くなる)。
 
乗り継ぎも上手くいくように手配したから、帰りは17日の昼前になるかなぁという計算だったらしい。
 
いつもは空港まで車で行き、車を預け帰りに引き渡され帰るという手段だが、今回は行きと帰りで利用する空港が違うから車は使えず。
 
なので箱崎バスターミナル発着のリムジンバスの活用となった。
 
とりあえずシンガポール行きの飛行機に乗ったみたいで連絡が途絶える。
 
そして暫くしたらやっと、やっと電話がかかってきて声を聴けた。
 
私に、チャンギ空港でいつも買うクロワッサンを買って帰るから、今から買うからとバタバタしている感じだった。
 
乗り継ぎが1時間しかないからかなり急がないとヤバいのだ。
 
久し振りに人と話した…。最初は声が上手く出なくて、旦那から何度も聞き返されたくらいだった。
 
喋る機能が退化してってるな…。
 
この電話の最中も身体が痛くて我慢して我慢して話してた。
 
体調が悪そうだと察知した旦那は、もうすぐ会えるからねと…。
 
うんうん、会えるね、もうすぐね、と言って電話を切った。
 
その後も痛みは続き薬を追加して服用し、なんとか耐えた。
 
夜、寝るときに飼い犬に話し掛ける。一緒に寝る夜は今夜が最後、明日には帰ってくるからね、と…。