パキシル | 難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

2012年、線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群を発症、それよりも前にデパス&ソラナックス&ロヒプノールを服用していた。病気発症に心当たりがないためこれら症状はベンゾ薬害だと私は断定。2019年、旦那と死別

 
 
ここ最近、あまり気分が上がらず鬱々とした状態が長く続いていた。
 
痛みからくる鬱、心の傷からくる鬱、眠れないことからくる鬱、トリプルパンチを喰らった状態が長かった。
 
そのうち食欲も無くなり、ボーッとしては、いつの間にか涙を流してるってのを繰り返すようになった。
 
これではいけないと、どうにも手に負えなくなって先日、パキシルに手を出した。
 
このパキシルは約2年前に処方されたもの。いざ、処方されたはいいが何となく頼りたくなくて、また、一度だけ服用してみたら夜中に酷い事になったので手付かずのままでいた。
 
捨ててしまえば良かったんだけど、何となくとっておいた(笑)いつかお世話になるかもな…なんて思ってたから。
 
で…先日、試しに服用してみた。トラムセット、リボトリール、デパス、ロヒプノール、そしてパキシル。
 
これだけ服用すれば少しは落ち着き眠れるだろうと期待して、いざ、布団に入ったら、いつもと変わらず1時間で目が覚めた(笑)
 
なんの効き目もないなーなんて苦笑いしていたが、パキシルのお陰か、常にボーッとする事が出来た。
 
余計な事は考えずに。
 
夜中、ずーっとボーッとしてたなぁ…。
 
その日、たまたま旦那は午前様だった。帰宅したのが夜中の2時くらいだっただろうか…。
 
ご機嫌で喋りまくる旦那とボケーっとした私。もう一人の私がそばで見ていて、あまりにも違う二人を笑っているようだった。
 
それ以来、パキシルは服用していない。基本的にその類いの薬は大嫌いだからだ。
 
うつ病でもないからね。緊急避難的に服用したに過ぎない。
 
それからは不思議と心は落ち着いている。薬に逃げた(表現は正しくないかもしれないが、私はそう感じる)ところで、どうにかなるものでもないし。
 
酒を呑んで…なんて気分にもならないし。
 
その代わりと言ったら変だが、旦那はここ最近、毎日のように呑んで、ご機嫌で帰ってくる。
 
酒を呑んでグタグタされるよりはよっぽど良い(笑)ニコニコしながら、その日にあった出来事を楽しそうに話す旦那。
 
たまに、翌日に同じ事を話し出すからそれがまた面白い。昨夜、何度も聞きましたよ、とたしなめる(笑)
 
すると、あれ、そうだっけ?と照れ笑いするのがまた可笑しい。こんなやり取りをもう何年も続けてきているなぁと私も可笑しくて笑う。
 
旦那には鬱々とした私を悟られたくなかったから、いつもと変わらぬ私を演じていたが、それもしなくて済むまでに回復した。
 
ただでさえ訳の分からぬ病気に耐えているのに、心まで病気になってたまるかと常に思っている。
 
生きているとやりきれない事が多いが、最終的には自分でどうにかするしかない。
 
何かに逃げたり依存したりするのは嫌だ。一時的には良いかもしれないけど、何の解決にもならないからね。
 
話をパキシルに戻す。
 
私はパキシルに逃げたけど、何の解決にもならなかった(笑)たった一度の服用じゃ何も変わりはしないしね。
 
やはり、解決するには長い時間と自分の心持ち次第だなぁと思った。
 
厄介な病気と付き合ってるから、私もいつ、うつ病になってもおかしくない。
 
それだけは何としても避けたい。自分が自分でなくなるなんて絶対に嫌だ。
 
私は私。私らしく生きていきたい。