学校に行けなくなっちゃった? その2 | 水のかたち

水のかたち

先天性ミオパチーの娘との日々。
大学生になりました。
9才から歯列矯正を、
11才から睡眠時にバイパップを始めました。
14才で側弯の手術をしました。
通院のこと、毎日の生活のことを記録していきたいと思います。

前からの続きです。

私がクラスのみんなに書いて、こまめが欠席している間に先生に読んでいただいた手紙です。


三年一組のみなさんへ

こんにちは。私はこまめの母です。
いつもこまめとなかよくしてくれてありがとう。
今日はみんなにこまめのことを、もう少しわかってほしいなと思って手紙を書きました。
こまめの体には、生まれつき筋肉の力が弱いという特ちょうがあります。
みんな、筋肉って知っているかな?
物を持ち上げたり、歩いたり走ったりする時は、うでや足の筋肉を使っている。
スーッ、ハーッって息をする時も、こきゅう筋っていう筋肉を使う。
左のむねに手をあてるとドッキンドッキン音がしている心ぞうも、筋肉でできているんだよ。
こういった体中にある筋肉の力が、こまめのは、みんなのより、ちょっとだけ弱い。
だから、一生けんめい走っても、みんなみたいに速くは走れない。
ズルしてるわけじゃないんだよ。
重いものを持ち上げるのも、むずかしい。
そしてみんなと同じことをしていると、みんなよりも早くつかれてしまう。
これからもずっと、みんなと勉強したり遊んだりしたいから、こまめがどんなにがんばっても、みんなと同じようにはできないことがある、ということを知ってほしくてこの手紙を書きました。
おばさんの話を聞いてくれてありがとう。
これからもなかよくしてね。
よろしくおねがいします。

こまめの母より



「先天性ミオパチー」を入れるかどうかで最後まで悩み、中2の長女がまだいまいちミオパチーを理解しきれていないことを踏まえて、あえて使わずに書きました。

未だに、きちんとミオパチーと書けばよかったか、とか、心臓のことは余分だったか、とか、装具のことにも触れておけばよかった、とか後悔てんこ盛りの手紙です。

休み始めて4週目に入った月曜日。
この期に及んでまだ「朝だけお腹が痛いんだから、午後から学校に行けばいい」などと考えていた浅はかな私。
そのように学校に連絡するも、当然昼になっても腹痛は治まらず、この日も欠席。

夕方、担任の先生が家に寄って下さり、明日はがんばって学校に行く、と約束しました。

次の日の火曜日、5時間目から私と一緒に登校しました。
こまめが教室に入ると、
ヒュゥ~~!」
と、大きな歓声でこまめを迎えてくれたみんな、ありがとうLOVE
とってもうれしいキャハハ
まだ三年生だから、障がいのこと、あんまりわからないかなって思っていました。
三年一組最高だ!

後で、手紙を読んだ後のみんなの様子を先生が聞かせてくれました。
みんな、
「あれ?って思うことはあったけど、そんなこと知らなかった。そうだったのか!」
という感じだったらしいです。

次の日は、3時間目から登校することができ、その次の日は1学期の終業式。
朝から登校することができました。

すぐに夏休みに入ってしまったので、2学期からを心配しましたが、なんとか学校に通えています。
毎朝、お腹は痛いけれどぼー

クラスのみんなも、手紙のこと、夏休みですっからかんに忘れてしまわないかと心配しましたが、大丈夫でした。多分。
まだみんな幼い部分もあり、時々不用意な言葉が飛んできて、こまめが凹んで帰ってくることはありますが。

みんなが忘れちゃったら、また何度でも伝えればいいんだよね。


今回は、みんなの無邪気な言葉をこまめが気にしてしまった結果ですが、この先、悪意を持って「こんなこともできないの?」と言ってくる子が登場した時に、どうしたらいいのか。
今のこまめのメンタルでは、とても太刀打ちできない。
笑って聞き流すか、対抗して言い返すか。
どちらもできそうにない。

私もそんな娘に「強くならなきゃ。がんばれ!」とは、とても言えない。
一緒にいて、話を聞くしかできないのかな?
はぁ~ああっ



後日談。
「Aちゃんタイプの子とは、仲良くなっちゃった方が早いよ」
と、こまめに提案してみましたが、
「絶対無理!!」
と即答でしたあははそりゃそうだ。