燕は戻ってこない | マタのブログ

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サッカー・・・やら親爺の独り言

今週の火曜日、「そう言えば、ドラマ10見てなかったな」

と、NHKの火曜ドラマをのぞいてみました。

 

 

 

「大奥」にあまりにも集中してしまったので

しばらくは、あまりドラマに近づかないようにしていました。

 

小説もそうですが、ドラマも純文学系の秀作にあたると

ちょっと入り込み過ぎてしまって、次の課題に突入するのを

何となく避けてしまったりしますが、そんな状態で・・・

 

 

 

 

 

で、、、これ、第四話だったのかな。

 

 

 

裕福な家庭の、有能なバレーダンサーの草桶基(稲垣吾郎)と

悠子(内田有紀)の中年夫婦にはなかなか子供ができません。

基の母親・千味子(黒木瞳)には急かされますが

流産を繰り返していて、年齢的にも厳しい状況。

 

しかし、草桶家としては「何としてもDNAを残したい」と

代理母出産してでも子を残そうとします。

 

 

 

 

 

その代理母になりそうなのが・・・

 

北海道から上京してきた非正規社員の貧困女子である

29才の大石理紀(石橋静河)です。

まじめ系クズ的で、女だからとナメラられ搾取されるタイプ。

本人も覇気はなく、流れのままならどんどん落ちそうなところ

たまたま知った「代理母」をやろうかと悩みます。

 

 

 

 

 

この、貧困女子のキャラクターがとてもいい感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、内田有紀は歳をとっても相変わらずきれいで・・・

 

 

 

 

 

 

 

で、第四回では

 

そもそも、男に優しくされたこともない理紀が

恋とか愛とかも知らないまま妊娠だけするなんて・・・・

 

と、、その前に一度くらい「男に優しくされてみたい」と

女性用風俗で男を買ってみる、、、という回。

 

 

 

 

 

いやあ、HNKの本気は続いているようで。

 

 

 

 

 

脚本は長田育恵という人らしいのですが

セリフもかなり攻撃的でした。

 

「理紀」のキャラクターの作り上げがかなりいいので

(逆に稲垣吾郎と内田有紀がちょっと・・・)

この人だけでドラマに入り込める人も多いかも。

 

 

 

 

 

で、「代理母」の理紀への報酬は1,000万円なんですが

三人の子を持った親からすれば、子供には実の父親からと

実の母親から、必ず50%づつのDNAが混じっていて

バレーダンサーとして有能な部分のDNAが

うまいことその子供に転写されるかどうかは分からない・・・

 

ので、この物語はこの先どのようにでも展開できてしまいます。
(もちろん原作はありますが、読んだことはありません)

 

 

 

一部、悲劇を覚悟した上で見続ける必要がありそうです。

テーマはめちゃくちゃ重たいですからね。