人間の正体  二重らせん構造 | マタのブログ

マタのブログ

サッカー・・・やら親爺の独り言

多くの人が思春期になった頃から(あるいはもっと早くから)

 

 

「自分は一体何者なんだろう」

「宇宙の果てのその先はどうなっているんだろう」

「死んだらどうなるのだろう」

 

 

という疑問をもち、生涯これにかかわることになります。

簡単に言えば「哲学」です。

 

人間が他の生き物と違うのはこの点です。

 

 

 

 

 

あらゆる疑問の中で最大の疑問が「人間は何なんだろう」です。

 

 

 

子供の頃から大学に進学するつもりだったような人たちなら

誰もが常識として理解しているのは・・・

 

 

 
 

 

 

 

人間の正体はDNAでありそれが入っている染色体だということ。

これが「私たちの正体」です。

 

 

DNAは、「A」「T」「G」「C」の組合せ。

 

 

 

 

 

 

私たちの個人の肉体というものは、私たちの正体である

「私のDNA」が次々に乗り替えていく「いずれ死ぬ肉体」

であって、DNAは生殖を繰り返して次の乗り物へ乗り移ります。

 

 

 

 

 

私が、個人的にこのことを「この世の摂理」として

ある意味「諦観」とともに、絶対的な真実として受け入れたのは

1995年に「小さな悪魔の背中の窪み」を通じて

利己的な遺伝子という考え方に納得したからでした。

 

そもそも、何故この安くはないハードカバーを買ったかと言えば

当時日本中を席捲していた「新興・血液型教」の影響です。

 

 

 

日本人の血液型信仰は、昭和の時代の能見正比古に始まり

バブルの頃に「an・an」が血液型について大特集したことで

爆発的に拡散したものだ、という印象です。(現物がまだある)

 

 

 

 

 

で近年、科学の急速な進展によりあらゆることが解明され始め

元来は「人間の心の作用である」と思われていたことが

実は「個々のDNAによる行動であった」ことも解り始めました。

 

例えば、犯罪が遺伝子と相当の関連があることが実証されたり

サイコパスの遺伝率が八割ほどであることが検証されたり

パーソナリティ障害が遺伝的傾向であることが言われています。

 

 

 

複数の子を持つ親であれば同じ両親から生まれた兄弟であるのに

なぜこんなに違うのか、と感じることは多々あります。

 

これも、その両親が23組の染色体を、さらにそれぞれの両親から

1セットづつ遺伝子を受け継いでいるので、子にはそこから

「どこの部位に、4人の祖父母のどの遺伝子が割り振られたか」

ということを考えれば、当然であり納得できます。

 

 

 

具体的には、「とても賢い人とそうでない人の夫婦」とか

「運動神経がとてもいい人とそうでない人の夫婦」で考えれば

分かりやすいと思います。性格や犯罪性についても同様です。

 

あるいは「人の気持ちが分かる人とそうでない人の夫婦」とか

「好奇心旺盛な人とそうでない人の夫婦」とか。

 

 

 

我々は、自分の人生を自分で生きているように感じがちですが

どうやら、自分の体内にいる「A」「T」「G」「C」の組合せが

我々の心や感情まで操っているだけというのが真相のようです。

 

 

 

 

 

この「お題」についてはどれだけでも拡がってしまいますが

長くなってしまったので、今日はこれまで。