先生とか教師、と言えば
一般的には公立の小中学校の先生のことになります。
公立の小中学校の先生には、どのくらいのレベルの人がなるか、
というと、大卒の中での「中位」くらいではないかと。
偏差値が60前後のあたりの人たちだと思います。
昭和の時代には「でもしか先生」と言われていて
「先生にでもなるか」とか「先生しかなれない」という
就職戦線ではやや落ちこぼれ的なレベルの人が中心でした。
今の岐阜高校とか岐阜北高校のレベルの高校の生徒あたりだと
小中学校の先生になった者に対して
「家庭の事情で地元で就職せざるをえなかったのか・・・」と
哀れみの気持ちをかける・・・という感じだと思います。
その、公立の小中学校の教師の
60歳定年時の平均退職金が約2,200万円だそうです。
(各市によって2,300万円~2,100万円と色々のようです)
これは、中小企業に比べるとかなり高額のようです。
この記事によれば、中小企業の大卒で約1,100万円、
高卒で約1,000万円ということですから
ほとんど「2倍」ということになります。
給与所得者の70%が中小企業の従業員ということですから
退職金に関して言えば、「学校の先生」は
サラリーマンの上位30%の高額所得者、、ということです。
ただ、「教師」という職種はかなり特異な形態で
一般社会と隔絶された世界であり労働環境も「ほぼブラック」。
仕事の相手は、「小学一年生から中学三年生までの子供」で
その保護者も千差万別・・・
たまたま「先生という仕事にやりがいを見い出した人」は
いいのですが、そうでない人にとってはけっこうキツいかも。
現在、大学三年生の大学生たちは、すでに「就活」中で
インターンなどにもせっせと参加していることでしょう。
教育学部の大学生のインターン的なものは
やっぱり私学しかないんでしょうかね。
最近は、教育学部から一般企業への就職も多いようです。
ただ、中小企業であると給与水準がかなり下がってしまいます。
かといって、優良企業に「教育学部から」では
本人のキャラが相当出ないとなかなか厳しそう・・・
悩ましいところでしょうね。