昨日は午後から、ゲキ×シネ 劇団☆新感線 “いのうえ歌舞伎”偽義経冥界歌』を観てきました。
数日前にTwitterで、ゲキ×シネでやるんだ、見に行こうかな〜と思っていたけど、すっかり忘れて💦
今朝、急に思い出して11時半にチケット見たら結構空いてるし、行こう!って、感じでGo!
映画館まで自転車で5分くらいだし、この手軽さが、いいよね〜😊

映画館は、10シアターまであるけど、『鬼滅の刃』で、かなりを占められていた。
『偽義経冥界歌』は小さめのシアター。1日2回の上映。私が行った回は30人いや20人くらいだったのかな。上映時間は193分。1時間半くらいで休憩15分そのあと1時間半くらいだったかな。

この作品は、2019年から2020年にかけて3年ぶりの劇団本公演、劇団39周年にあたる“39(サンキュー)公演”だったようです。
2019年春からは地方公演、2020年に2月15日から3月24日まで東京公演(赤坂ACTシアター)、4月4日から28日が福岡(博多座)の予定だったけど、コロナで東京公演は途中から中止、福岡は全公演中止になったのね。

劇団☆新感線はチケットが取れないと思ってるから、全然チェックもしてなくて、こんな作品やっていたなんて知らなかった。

いのうえ歌舞伎は、本当に、むかーし、『阿修羅城の瞳』がとっっても好きだった。早乙女太一さんの殺陣の美しさに惚れたのがこの作品。天海祐希さんも美しかった。
それから『蛮幽鬼』は娘がDVDを買ったのをかなり観たかな。そして、『髑髏城の7人』はやっぱりゲキ×シネだったかな、数年前の大雪の日に家族で観に行った。生、いのうえ歌舞伎はまだ観てないのよね。
なにせチケット取れないから。。。最近はチャレンジもしてなかった。

この作品は、“いのうえ歌舞伎”らしい作品だった。39周年って事で劇団員が揃ったのもあるのかな。笑あり、涙あり、疾走感、殺陣、全部がバランスよくて、とっても面白い舞台。拍子木を使うのもいのうえ歌舞伎らしくて好きなんだよな。些細な事なんだけど。
それにしても、39周年かぁ。。。すごいなぁ。


今回の作品で、生田斗真さんがこんなに上手かったんだ!ってのが驚き。でも、新感線4作目なんだってね。それに、りょうさんがめちゃめちゃきれい!きれいというか、妖艶でした。中山優馬さんはKOKAMI@networkの『地球防衛軍苦情処理係』からの2作目。よくも悪くもなく(笑)今回に関しては、ちょっと。。。
それはこの後のネタバレでね。





☆☆☆☆☆☆

ここからは、がっつりネタバレありです!

とはいえ、記憶の中での、感想のため、後日見たら違っているかも。。。という程度でご覧くださいm(_ _)m


今回の『偽義経冥界歌』は、時は鎌倉時代。源氏と平家の合戦の最中、中立を保っていた奥州。この奥州の奥華一族に平家の手から逃れた、遮那王牛若(早乙女友貴)が密かに匿われていた。だが、この牛若てんで手がつけられない程の傍若無人ぶりに周囲も手を焼いていた。そしてある日、牛若を止めようとしたはずみで奥華一族の嫡男・奥華玄九郎国衡(生田斗真)が、牛若を殺してしまう。そして、困った奥華一族は玄九郎を牛若として源氏に送り込む事となると。名を牛若から源玄人義経と変え、源氏の兵を率いて進軍を続ける。

一方、奥華一族では、奥華の当主・奥華秀衡(橋本さとし)の妻・巫女長の黄泉津の方(りょう)が、次の当主は我が息子・奥華次郎泰衡(中山優馬)だと主張、父秀衡を息子泰衡に殺させる。

その時、玄九郎義経は壇ノ浦の激戦の中にいた。戦に勝ったものは女、子どもまでも惨殺していく戦に何かいやな思いを抱えていた。そんな前に父・秀衡の亡霊が。自分は妻と弟にはめられ、息子に殺されたと。仇を打ってくれと訴える。それを聞いた玄九郎義経は、戰場から奥州へと戻る。そこには、奥華の当主となった次郎が。何があったのかか、問いただす玄九郎義経。そこに寝返った、武蔵坊弁慶と常陸坊海尊に返り討ちにあい殺されてしまう。

そして、ここで1幕終了。

えっっ??

生田斗真さん、主役だよね?

死んじゃったけど???


それに、最初に出てきて、あっという間に死んじゃった支那王牛若って、早乙女友貴さんだよね?やっぱり死んじゃったけど、あれで出演終わり??


って、疑問だらけの、1幕終了。

そして、2幕へ!



2幕は、冥界から始まる。

先に亡くなった、奥華の先祖初代、2代、3代、そして4代秀衡がいる。そこに、今まさに死んだ玄九郎が。

現世では、義経が殺されたとの話に、源氏に攻め入られる奥華。敵に追い詰められていく。そして、それを見ていた玄九郎は、唄歌い静歌(藤原さくら)の歌声に現世に呼び戻される。玄九郎は奥華を助けるために動き出す。
現世に死人として、現れた玄九郎は、敵の刀には切られないが、自分の刀は相手を斬るという、なんとも都合のいい身体。もともと源氏を率いていた自分なら源氏を食い止められると申し出る。しかし、その頃には奥華の兵はもう使い物にはならないほど痛手を受けていた。そこで、玄九郎は冥界の先祖を蘇えらせ、加勢してもらうために、歌唄の静歌に頼み冥界の扉(なんて言ったか重要なのに思い出せない)を開けてしまう。復活する秀衡や先祖。そして先に死んだ遮那王牛若。これで、奥華は守れる!と思ったのも束の間、秀衡ら死人たちは、自分たちの現世の刀には切られないが、死人の刀では人は切れる。その力を持って、源氏、平家、奥華だけでなく、大和国の王になると、現世での野望をあらわにする。

玄九郎の刀も秀衡ほか死人には、傷一つつけることができない。

そんなの、もうなんでも、ありありの、どうにもならない!!じゃない!!!

さぁ、絶対絶命!玄九郎どうする?!

という、べたな、感じで、続きは、次回へ。。。