お世話になります、おおえのき接骨院の院長の大榎です
外傷が診たいという柔整師に情報発信していきます。
==おおえのき接骨院本院 昨日の外傷==
1.腓腹筋断裂Ⅱ度・・ヒール付きキャスト固定
2.中節骨剥離骨折疑い・・ルナキャストシーネ固定・対診
3.橈骨骨膜下骨折疑い(隆起骨折)・・整復キャストシーネ固定・対診
4.プレート後腓骨骨幹部骨折(医師後療法依頼)
そのうちのエコーでの観察で、整復固定が上手くいった症例をシェアします。
===3.隆起骨折【TORUS Fx】===
CC】右手関節痛
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PI】サッカーで回内位で手をつき負傷転倒。
小学6年 u-12
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PS】tenderness++橈骨橈側++ 腫れ- 握力0キロ エコー上橈側に隆起像著明
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処置)整復(動画)と中間位にてキャストシーネ固定
==考察==
基本的には隆起骨折は整復必要ないとされているが、橈側での隆起であり、牽引+尺屈にてフラットになる。
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整復後は痛みは減退して、エコー上もフラット像となっている。
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後日レントゲンにて尺側も隆起があるのか、bamboo fxかを確認したいです。
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固定は前腕からにしましたが、若木骨折greenstick骨折は上腕から手の4週が基本。
私が普段の接骨院で骨折の整復固定が自身を持ってできるのは経験からです。
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外傷経験を積みたいと思う先生、12月からゲレンデ接骨院外傷研修があります。
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3ヶ月で、橈骨遠位端骨折だけで143件来院。
脱臼は66件です。
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保存療法移行率も94%を統計で超えました。
整復固定技術ははっきり言って数と経験です。
年間5件みる外傷疾患より、740件経験した方がはるかに臨床技術は上がります。