本日は、
10月2日に公開して次の日に
すっとんでしまった程観たかった映画
『浅田家!』について分析していこうと
思います!
まず、映画『浅田家!』の詳細をご紹介しようと思います。
👇
作品名:『浅田家!』
公開日:2020年10月2日
監督:中野量太
原案:浅田政志
制作:市川南
キャスト:二宮和也(浅田政志)
妻夫木聡(浅田幸宏)
黒木華(川上若奈)
菅田将暉(小野陽介)
製作年:2020年
上映時間:127分
配給:東宝
解説:様々なシチュエーションでコスプレして撮影するユニークな家族写真で注目を集めた写真家・浅田政志の実話をもとに、二宮和也と妻夫木聡の共演、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督のメガホンで描いた人間ドラマ。4人家族の次男坊として育ち写真家になった主人公・政志を二宮、やんちゃな弟をあたたかく見守る兄・幸宏を妻夫木が演じ、家族の“愛の絆”や“過去と今”をオリジナル要素を加えつつ描き出す。浅田家の次男・政志は、父の影響で幼い頃から写真に興味を持ち、やがて写真専門学校に進学。卒業制作の被写体に家族を選び、浅田家の思い出のシーンを再現した写真で学校長賞を受賞する。卒業後しばらくはくすぶっていたものの、再び写真と向き合うことを決意した政志が被写体に選んだのは、やはり家族だった。様々なシチュエーションを設定しては家族でコスプレして撮影した写真で個展を開催し、写真集も出版され、権威ある賞も受賞する。プロの写真家として歩み始めた政志は、全国の家族写真の撮影を引き受けるようになる。しかし、2011年3月11日、東日本大震災が発生。かつて撮影した東北に住む家族のことが心配になった政志は被災地に足を運ぶが、そこで家や家族を失った人々の姿を目の当たりにする。
👆(引用:https://eiga.com/movie/90845/)
この映画は、二宮和也さんが出るということで、
キャスト重視で見にいく方も多いかもしれませんね。その場合、キャスト専攻で見に行き、キャストの方の演技を特に注目する方もいらっしゃるかと、思います。確かに、この映画には、アカデミー賞など様々な賞を受賞されている方が沢山出演されているので、演技も素敵なのですが、演技も含め、他の点にも注目してみてもらいたい!と感じました。
👇※以下ネタバレあります!
個人的に見る際の注目ポイントは2つあります!
それは!!
・撮られた写真の芸術性
・震災による東北の風景描写 です。
この2点をネタバレを含めながら紹介していけたら、と思います。
①撮られた写真の芸術性
この映画はやはりカメラマン浅田政志さんの実話である為、映画内に出てくる写真はどれも個性的です。この映画では、キャストの方によって作られているものなので、本物の写真を真似たものが映画内では使われていますが、その写真がなんとも!完成度が高いんです!そこで、1枚映画内で使われた写真を本物の写真と比較して見ていこうと思います。
1枚目は、映画のキャストによって再現された写真。
2枚目は、カメラマン浅田政志さんが撮った映画の基となった写真です。
色味の違いはあるものの、似ていると思いませんか?消防車の運転席から顔を出している、お母さんの腕の出し方から首の角度まで、とても良く似ています。キャストの方によって再現された写真は、人が違う為に顔や体型は異なってはいるものの、醸し出す雰囲気から表情までとても良く似ていると思います。
また、家族の見えない絆のようなものが、写真から滲み出ていて、これこそが浅田政志さんの魅力だと写真を見て感じます。サラッと撮っているようで、その撮る家族によって異なる雰囲気を、確実に汲み取りながら一瞬を切り取る技術は、さすがプロのカメラマンだと思いました。
自分自身が、カメラが趣味でよく写真を撮っているからこそ、感じられたように思います。この点は、カメラを趣味としている方には、共感してもらえるのではないでしょうか?
②震災による東北の風景描写
物語が中盤に差し掛かった時、みなさんも記憶にあると思いますが、東日本大震災が発生します。この東日本大震災より前に、浅田政志さんは、家族写真の依頼で福島のとある家族を訪れていて、その家族が住んでいる福島が震災の被害にあったことを知り、とても驚きます。そして、その被害の大きさを知り、家族の安否を確認しに東北に赴きます。この時に出てくるのが東北の風景描写です!
正直な話、私はニュースなどで震災後の変わり果てた東北の映像は見ていましたが、その映像のほとんどが被災した方が集まる施設の中や瓦礫が散乱している街の風景でした。その為、被災した方が集まる施設の周りの状況をあまり見たことがありませんでした。だから、施設の周りで、流されてしまった写真を綺麗に洗い、もとの家族のもとへ返す運動をしている方を全く知りませんでした。もし、この映画を見ることがなかったらこの事実を知らず生きていたかもしれません。その時、写真を流された家族が、どのような思いで、戻ってくる写真を待ちわびていたか、この映画を通して初めて知りました。
この震災後の写真を戻す運動のシーンで、私はあまり縁起の良いことではありませんが、綺麗になって並べられた写真を見て「綺麗」「圧巻」と感じてしまいました。その写真を待ちわびている人がいて、それも個人的な写真が多い中で、プラスの感情を持つことはあまり良いことではないのかもしれません。しかし、震災が起こる前は、こんなにも沢山の思い出が多くの人にあり、町並みは変わり果ててしまっても、その思い出は写真によって残されていることを表すこのシーンは、とても綺麗なように思えました。この事を感じさせるような風景描写は、美術スタッフの方たち、また他のスタッフの方の技術であるので、もし見ていない方がいらっしゃったら、このシーンは是非とも注目してほしいです。
『浅田家!』は映画という作品を超えて、何かドキュメンタリーのような見る人に感動だけでなく、知識や多くの情報を知らせてくれる作品であると思いました。是非、見てない方、何度も見たいと感じた方は映画館に足を運んでください!


