2023年 2月 11日(土)


​模試の合格判定とは

​みなさんこんにちは😃
だんご職人🍡です。

今回はKの入試の結果と模試偏差値の結果について考察と思ったのでが、模試の合格判定について先に語ろうと思います。

まず、はじめに偏差値については過去のブログにて解説しています


ので、今回は合格判定についてお話しします。
合格判定80%以上(通称A判定)とは何を意味しているんでしょう?
合格確率8割って8割の子が合格することでしょう、当たり前じゃんと思われた方、誤解です。
今回は前年受験結果偏差値についてとなります。



この表を見ていただくとわかるように一般的に合格者の偏差値も不合格者の偏差値も曲線を描くことが多く、当然合格者の曲線の山の頂点は不合格者の曲線の山の頂点より高偏差値となります。

で、何が誤解かというと、合格確率80%は全合格者の上から80%の偏差値ではなく、同偏差値のうち合格者が80%となる値なんです。
上の図で言うと偏差値54の時合格者が8割、不合格者が2割となります。つまり偏差値54がこの学校の合格確率80%です。

ところが、合格者数ベース
でいくと偏差値54以上は全体の合格者の3割〜4割と言うところでしょう。
合格者数の中央値は偏差値52.5位、合格確率50%が偏差値50.5位となります。

もちろん模試の問題は当該校の問題とは違うので、試験問題との相性の問題や本番でのメンタル面の問題などはありますが、A判定にこだわりすぎたり、A判定じゃないから受験しないなどはナンセンスなのはご理解いただけるのではと思います。

新6年生の保護者の方はこれから模試を受ける機会が多いと思います。
特に4月からのいわゆる合格判定テストでは志望校の判定がストレートにでますが、上の表を見ていただければわかるようにCやD判定だからと言って絶望する必要は全くありません。
E判定(合格確率20%未満)に関しては惜しいのとまったく惜しくないのがあるのでなんとも言えないところではありますが、問題の相性によっては全然大丈夫なこともありますので。
その辺は実例も交えてお話しできればと思います。

それでは!