息子が私に内緒で学校を休んでいる事が
発覚したとき
いったい息子に何が起こっているのか？
これから私の身に起ころうとしている
目に見えない何かに胸がざわつき
よくわからない不安に襲われたことを
覚えています。
その後不登校になった息子が
私に言った言葉ですが
「こんなに理不尽で
こんなに嫌な世の中だったら
僕はこんな世の中に
生まれて来たくなかった」
「自分以外誰も信用できない」
まだこの世に生を受けて
13年しか経っていない子どもに
こんな風に思わせてしまう
この世の中の現状が
とても悲しく思いましたし
息子がこんな風に思っているなんて
気づきもしなかった自分の不甲斐なさに
泣きたくなりました。
確かにこの世は残酷で理不尽で
毎日流れるニュースでは
怒りや悲しみが湧き起こるような事件で
溢れかえっています。
私自身もこれまで
たくさんの理不尽や怒りを感じたり
自分を傷付けた人を恨んだこともありました。
でもその一方で
手を差し伸べてくれた人
変わらず接してくれた人がいました。
私たちが生きているこの世の中では
大きさは様々でも
いろんな苦しみや悲しみが降りかかってきます。
強く乗り越えて行ける人もいるでょうし
耐えきれずに立ち止まってしまう人もいるでしょう
私はそれでもいいと思うのです
私の息子は耐えきれずに
全ての関係を断ち切って
自分の中に閉じこもってしまいました。
これはこれ以上傷つかないように
自己防衛本能が働き
無意識のうちに自分自身を守っていたのだと思います。
そんな息子に私がしたことは
どんな息子でもありのままの息子を
受け入れることでした。
学校に行って欲しい
勉強も部活も頑張って
いい高校に入って欲しい
そんな私の理想やエゴは
今はとりあえず横に置いて
今の息子をしっかりと見て
外の世界にはたくさんの苦しみや恐怖や不安が
あったとしても
息子が心穏やかに安心して過ごせる存在(居場所)
になることでした。
学校に行けず
今まで当たり前に出来ていたことが
出来なくなってしまったとしても
それでもいいと
そのままのあなたでいいと伝えることでした。
この世の中に
誰も信用できず
誰にも受け入れてもらえず
ひとりぼっちって
どんな気持ちでしょうか
もしかしたら
心が耐えきれずに壊れてしまったり
もしかしたら
生きることを諦めてしまうかもしれません。
人は自分の存在を受け入れてもらえることで
心が安心して穏やかでいられるんです。
何があってもありのままの自分を
そのまま受け入れてくれる人が
存在することで心が安定します。
傷付いたり悲しみがあったとしても
立ち止まったり休んだりしながら
自分のペースで
自分で立ち向かって
自分で乗り越えて行くことを覚えていくんです。
私たち親に出来ることは
外の世界で子どもたちが傷付いて戻って来た時に
ああした方がいい
こうした方がいいというアドバイスでもなく
ダメ出しでもなく
ただ側で
辛かったんだね
悔しかったんだね
悲しかったんだねと
ありのままの子どもたちを
受け入れてあげること
そして
子どもたちの存在を否定しない事なんです
私のもう一つのブログもどうぞ
こちらは人の目を気にして生きづらさを感じながら生きて来た私が自分らしく生きるために
経験したり感じたりしたことを書いています！
最後まで読んで頂き
ありがとうございました😊