こんばんは。
先日、用あって以前住んでいた最寄駅のホームで電車を待っていると、僕のすぐ目の前に親父が立っていた。
と、思うほどそっくり生き写しのような男性のうしろ姿。
背格好、服装、帽子、髪の毛、立ち姿、挙動、、、そして雰囲気が70歳くらいの親父そのままで、すでに亡くなっている父では勿論ないものの、彼を凝視せずにはいられませんでした。
ふと振り返りキャップを取って「ありがとうなあ、また来るわ〜」とでも言いそうで。
よくこの駅で大阪への帰り際に親父はそう言って別れたなあと思い出し、なぜいつも別れ際ペコリと頭を下げるのか、息子に向かって頭なんか下げなくていいのにと毎度思っていたことなんかも、思い出します。
自分もいつか、、、
成人して親の意見など耳にも入らず好きカッテ生きていく息子に向かって別れ際「またな〜」とペコリ頭を下げるのだろうか。
下げるのかもしれませんね。
というわけで、
むかし自分が親父にプレゼントして、彼が亡くなったとき形見みたいに持ち帰った腕時計を、ふたたびメンテすることに。
今度はえんじ色のベルトにしてみたらまた印象変わって、もはやプレゼントしたときのベルトが何色だったか正確に思い出せない。
ただ文字盤に比べてボロボロでクタクタでベルト交換くらいしようよ?とあのとき思ったことを思い出します。
でもまあ、自分も、
交換しないかもな。