あたしは頭を捻った。


どう考えてもこの状況で親は「イエス」とは言わない。


取りあえず大人しく過ごそう、そして毎晩家に帰ろう。 



そしていい子を演じ始めたのだ。



学校にも毎日行って、教習場も日曜日は朝からラストまでいて一日2時間先生に頼み車に乗せてもらい挙句のはてには個人レッスンで学科をやってもらった。(笑)




こんな状況になると、あたしは不可能を可能にする人間に変身する。


今考えると「潜在意識」が強くて周りの人さえも引き寄せる力だったかもしれない。




サボりから、約一か月で免許を取得した。



今考えると「自分はやれば出来る人間なのだ(笑) 可能にできる人間なのだ」




でもこの頃は自分を知らなすぎた。




そして家ではあたしの名演技が始まった。



泣き落とし作戦。 熱い語り作戦 (笑)



母親の説得に成功し、挙句のはてに1年間は家賃を払ってくれることになったのだ。


「ラッキー!!」

なんて心の中で思ってバラ色の一人暮らしだぜ!!なんて余裕をかましていた。



これから人生の苦労が待っているなんてこの頃は知る由もなかったのだ。