少し遅くなりましたが、身代わり忠臣蔵を見てきました
かなーり面白かったし、感動巨編でした
ムロツヨシさんは、凄い人だな~と感心
ネタバレになりますが、後半討ち入り後にまた上野介の首の取り合い合戦になって、首をラグビーに見立てて、パスあり、キックありで死者の尊厳なんてありゃしない
これは、いや、ラグビーってある訳ないよね、どこかで原作を確認しなくては・・・(本屋さんで立ち読みしました、スミマセン)
やはり、このような描写はなく、後半は相当改変?されていました
さて、この場合原作者はどのようにOKを出したのでしょうか
芦原日名子さんが、テレビのドラマ化に関してトラブルになり、自ら命を絶ちました
芦原さんは、この漫画で訴えたいことがドラマに全く反映されていないとのことで、1話から7話まで、ダメ出しの上書き直しを余儀なくされ、8話、9話に至っては自ら脚本を書いていたそうです
ドラマ自体は、ネットですがたまに見ていました
確かに面白かったですし、人気が出るのはわかる気がすると思った次第
このコミックはまだ終わってないから残念です
ちょっと、今までのドラマとは切り口が違ったしね
それが、脚本家の相沢友子氏がXで、「ヒットしたのは自分の実力」的な書き込みにドン引きしましたが
で、思ったのは、「身代わり忠臣蔵」の原作改変について
映画は原作を読んで見ても、面白い
多少の違いがあっても2時間程度で表現するので多少の改変があったも仕方がないと思っていたけれど、観た者に訴えたい目的が違っていたら原作者は気の毒です
しかも、日本のドラマの原作が漫画であった場合には最初に200万円程度を受けられるだけで、いくらヒットしてもそれだけということも問題がありますし
小説の映画化はまた別なんだろうかと映画を見ながら考えてしまった
小説では吉良上野介の奥方が出てくるんですが、その奥方が弟が殿の身代わりになったときからわかっていたらしく、藩邸の雰囲気が良くなったから黙っていたらしいのだけど、映画では桔梗(川口春奈)という下働きの女が殿の慰み者として登場するんですが、身代わりだと知ったときに同じようなことを言うんですよね
たぶん、原作には出てこない人物だとは思う(討ち入りの部分を斜め読みだったので予測です)
漫画の原作改変で盛り上がっているこの時期に、小説の改変についても聞きたい気がする
何にしろ、面白かったです