芝桜のあとは、西武秩父駅までお散歩

西武秩父駅隣接の【祭りの湯】のフードコートは、温泉に入らなくても利用でき、そちらでランチ♪

わらじカツ丼

おおきいカツですが、お肉は薄くなっているの食べやすく美味しい♡

 

 

お腹もいっぱいになったので、移動開始

すこし歩いて見つけたのが

 

 秩父札所十三番 旗下山 慈眼寺(じげんじ)

 

「め」の仏様である薬師瑠璃光如来を祀っておられるそうで、

眼の健康に悩みや不安を持つ方だけでなく、

新しい環境や境遇で「め」を伸ばしたい人にご利益があるんだとか!!

 

この「め」を慈しむ寺、と書く慈眼寺で祈願した、飲む「め」の御守り「眼茶(めちゃ)」が飲みたかったのですが、タイミングが合わず断念。

 

龍と天女かしら?とても立派な彫刻でした。

 

 

 番場どおり

さて慈眼寺(じげんじ)さんを後にして、進んでいくと

レトロな建物が並ぶ秩父神社の参道である番屋どおりがあります

 

大正から昭和にかけて建てられたモダンな建物が

数多く残されていました。

 

看板の文字も逆からよむやーつ

 

 

中でも有名なのが「パリー食堂」

なんとオープンしたのは1927年。

97年前の創業当時の姿を残す木造の建物は、表面にモルタルやコンクリートなどの耐火素材で意匠を施した看板建築という様式。

国の登録有形文化財に指定されています。

 

オムライスが有名らしいのですが、今回は外側からだけでした。

 

 

さてさて、やってきました。

 

 秩父神社

 

 

 由緒

秩父神社のご創建は、平安初期の典籍『先代旧事紀-国造本紀-』によれば、【第十代崇神天皇の御代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の十世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まる。】とされており、

武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っています。

 

元慶2年(878年)には神階正四位下に進み、

延長5年(927年)に編算された『延喜式』にも掲載されるなど、関東でも屈指の古社のひとつに数えられています。

2016年には御鎮座2100年を迎えたそう。

それに伴い2019年7月~2023年10月までの4年の月日をかけて修復作業がされまして

2024年の今はとても発色豊かな創建当時の豪華絢爛さを感じることが出来ます。

 

現存するご社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されています。

 

 

 みどころいっぱいの御本殿

秩父神社は永禄12年(1569年)戦禍により焼失の後、徳川家康公のお力により天正20年(1592年)に再建されました。

社殿正面にも四面にわたって虎の彫刻が施されています。

 

寅が沢山…実際はうさぎ年だったようですが(大河ドラマの知識ですw)虎の年虎の刻に生まれたといわれていいた家康公なだけありますねw寅へこだわりが強い!!

 

 

 

そのなかでも有名なのが

 子育ての虎
 

 

 

拝殿正面左より二つめの子虎とたわむれる

「子宝 子育ての虎」の彫刻は、

名工 左甚五郎が家康公の威厳とご祭神を守護する神使として彫ったものと伝えられています。

 

次のような、親の心得が書かれているんだとか…

  • 赤子には肌を離すな
  • 幼児には手を離すな
  • 子どもには眼を離すな
  • 若者には心を離すな

 

 お元気三猿

 

「見ざる・言わざる・聞かざる」三猿といえば日光東照宮が有名ですが、

同じ徳川家縁りのこちらは日光とまったく違った表情をしています。

秩父神社の三猿は「よく見て・よく聞いて・よく話す」【お元気三猿】として親しまれています。

 

とても楽しそうなお猿さんたちです!

 

 

 

 

 北辰の梟

 

ご本殿北側の中央に彫刻された梟は「北辰の梟」といって、体は正面のご本殿に向き、

頭は正反対の真北を向いて昼夜を問わずご祭神をお守りしているんだとか!

秩父神社のご祭神である妙見様は、

北極星を中心とした北辰北斗の信仰であり、

この梟の見ている方角に妙見様が出現することからも、

ご祭神と特に縁りの深い瑞鳥であると考えられます。

 

耳が立ってるように見えるかわいらしいフクロウ♪

 

 

 

 

 つなぎの龍

 

この龍の彫刻には不思議な伝説があるんだとか!!

その昔、秩父観音霊場札所十五番である少林寺の近くの天ヶ池に龍が住みすいてしまった。そして、その龍が暴れると決まって必ずこの彫刻の龍の下に水溜りができていたそうーな、そこで、この彫り物の龍を鎖で繋ぎ止めたところ、その後、天ヶ池に住みついた龍は現れなくなった…めでたしめでたし…

 

 

この彫刻こそ!!伝説に語られた「つなぎの龍」の姿です。

 

つなぎの龍の彫刻も、名工 左甚五郎が社殿彫刻に施したものと思われます。

 

 

よく見ると鎖が見えます!!

この鎖で龍を封印したなんて面白い!!

 

他にもご本殿の彫刻は皆表情が豊かで、きっと物語があるのだろうと想像力が掻き立てられますし、

本殿だけでなく、お参り出来る神様たちが勢ぞろいしていたり、とてもエンタメ性の高い神社様でした。

 

 

今回の突然の秩父でしたが、とても楽しめました♪