私は、世の変態家族に産まれ、虐待やネグレクトを経験しました。
１０人兄弟の９番目でしたが、上下関係が激しく、家族間でパワハラを経験しました。
大変貧乏だったので、高校は自分で働きながら寮に入って卒業しました。
初めてJW二世を見た時、JWの姉の家に小学生くらいの子供が遊びに来ていたのですが、
その子はトイレのカギを壊して、そのことを「ごめんなさい」と正直に話していました。
私は、それに大変感銘を受けました。
自分の失敗を正直に言えるんだ！と思ってびっくりしたのです。
私はできなかったし、していない肉の兄弟たちを見てきました。
実のJW姉の会衆に無理やり連れていかれ、初めてJW２世の同世代たちを見た時、
楽しそうで、
私がもし、JW２世だったなら、
私が今まで受けてきた辛いことをとりあえずは経験することはなかっただろうなと思っていました。
私が早々とバプテスマ受けて、世のルールとJWのルールとの境界線に悩んでいたとき、
JW２世は、世の友達もいて、世の音楽も聴いて、JW内にいながらも上手に息抜きをして楽しんでいるように見えていました。
私は、テレビも見ない、世の友達もいない、そういう環境に立たされていました。
私と同年代のJW２世は、幼馴染ばかりで、昔からよく知ってる子たちがそのまま大人になってJWやっている仲の良い関係だったので、その輪の中に私はどうしても入れず、ずっと疎外感を感じていました。
JW２世は、貧乏ながらも、高校にはちゃんと行かせてもらったり、必要で引っ越してる兄弟たちは経済的に家族から支援してもらっていたり、遺産で生活している人もいたり、
私には、私よりも裕福に暮らしているように見えて、羨ましく思っていました。
学校はJW２世として生きて大変だったんじゃないのかと聞くと、
大抵どこの学校にも２，３人JWはいて、学校の先生も出来ないことはある程度分かってて融通してくれるのだと、そんなに大変じゃないよと言っていました。
昔、JWの子供たちはムチを経験した時期があったけど、それは昔の話で今は違うよと話していました。
でも、親が止めた方が良いよというセリフは本当に正しいから、その時はそうかなと思っても（やっぱり言うこと聞いとけばよかった）って思うから、最初から聞いてた方が良いんだと言っていました。
私が必死になって、JW２世の輪の中に入ろうと奮闘しているとき、「はなこ姉妹は、〇〇兄弟のこと好きらしいよ」と噂がたち、JW２世との考え方の違いにびっくりしました。
私は、みんな王国を第一に考え、独身を貫く気持ちでいるのかと思っていたので、
『あの人がこの人を好き』なんていう考え方は、少しもよぎらないものだと思っていたので、
どうしてそんな風に考えるのか、JW２世と自分との間に理解できない壁を感じていました。
私は１世でいることが辛かったので、２世に憧れを抱いていました。
そしたらみんなの気持ちが分かるのに、みんなと仲良くなれるのに、なんて思っていました。
だけど、最近は特にJW２世の問題について目にすることがあり、
自分の考えは違ったんだと思いました。
２世の人たちは、子供のころから、家庭で、会衆で、学校で、伝道で、辛い思いをしていて、
好きでJWになった訳じゃなく、親に勧められていやいやバプテスマ受けたのに、離れてしまったら拒否られる
なんて、愛情感じない経験をしたり、
離れた人は、まだ家族がJWな為、拒否されるか、勧誘されるかどっちかだと言っていましたね。
私は、家族は姉以外は世の人なので、もう拒否られることも、勧誘されることもありません。
それなりに家族の問題はあるけど、JW２世ほどじゃないなと思います。
「辛かった」と話すJW２世には、かつて開拓者や長老として大活躍していた人もいて、
たぶん、私が（うらやましい）と感じていたその裏で辛い思いを経験してきた人たちはたくさんいるのだと思いました。
JWは能力主義で、２世の中でも優秀な人たちはちやほやされて、楽しい人生を過ごしていると思います。
私はそういう人たちばかりを見てきて、
だからJW２世に憧れをいだいたのだと思います。
実際、そういう人たちはいっぱいいると思います。
JWは楽しい世界、と騙されてる人たちはいっぱいいると思います。
だけど、その裏では、その何倍もの人たちが苦しんでいて、
苦しんでいるのに見捨てられていて、辛い思いをたくさんしている人がいて、
本当はそういう人たちがいることをJW達自身も知らないといけない。
実際は私みたいな、騙されやすいバカみたいな人がまた、JW2世を作って苦しめるんでしょうね。(;^_^A
ごめんなさい(;^_^A