名探偵コナンから、平和な2人を

体調悪化のため、走り書き継続



走り書き



「はじめまして」


と挨拶された片方ははじめまして、やけど

片方は、はじめましてやない


本能的に和葉を背中に庇うオレを

おっちゃんは苦笑して見ていた


おっちゃんが待ち合わせしとったんは、

オレ達と同学年、同じ学ランとセーラー服

の2人やった


中森警部の娘さんの中森青子さんと

その幼なじみやと言う黒羽快斗やった


黒羽ねぇ


平たい目で見るオレに、不敵な笑みを見せる

のがムカつく


取り敢えず、和葉は背中にしたまま話を聞い

たんや


ある事件絡みで、この2人を匿う必要がある

らしく、ある程度長期間に及ぶ事


そして、その事件は、恐らくオレや和葉にも

遠からず派生する事


おっちゃんは、機密事項や今並行稼働してい

る事案があるため、開示出来るギリギリで話

をしてくれた


それはきっと、黒羽も和葉も気付いていた


取り急ぎ、今、オカンが協力して、部屋に置

く必要そうな家具やら家電を手配中らしく


このフロアにある3部屋のうち、左側をオレ

と和葉とオカン、真ん中を警護担当、右側を

黒羽と青子嬢が使う予定


取り敢えず、黒羽と青子嬢は、もう24時間

体制で警護がついているので、そのまますぐ

に移動してしもうた


和葉は青子嬢と何やら約束しとったみたいで

待機しなければならない期間は、一緒にいよ

うね、と笑うてた


オレと和葉は、そのまま自分らが滞在する

部屋を見て、オカンが待つ場所へと連れて

行かれた


移動中の車の中で、おっちゃんはオレ達に

黒羽達の事情を説明してくれたんやけど、

それはオレらには到底想像出来ないくら

いな話やってん


続く