名探偵コナンから、平和な2人を

療養中のため、走り書き



ある日の会話



「なぁ、なんでオレら、ここに居るんや?」


「だーかーらー、わりいって、言ってるだろ

ほら、さっさとやろーぜ」



不貞腐れながら、キッチンで洗い物の山に囲

まれているオレと工藤


一方、リビングは華やかで賑やか


ウエイターとウェイトレスに扮装した黒羽と

青子状況


お嬢様風のドレスに身を包んだ姉ちゃんとー

和葉やねん


髪をふわふわ、くるくるにしたしっぽも楽し

そうに揺れている


テーブルいっぱいのお菓子やケーキ、お茶や

軽食は、黒羽と青子嬢の厳しい指導の元、

オレや工藤やって協力して作ったもの


何でオレと工藤がバックヤードに追いやられ

とるんかって?


まぁ、ご想像にお任せするけど

わかるやろ?


オレと工藤やで?

揃って外出、やで?


もうフラグ、立つやろ?

事件、起きるやろ?


馴染みの顔ぶれが、顔を揃えるやろ?


和葉に侘びを入れるための外出やってん

嫌がる和葉、無理矢理引きずって来て、出先

で放置してん


工藤も姉ちゃんにカミナリを落とされて

オレは和葉に口も効いてもらえへんで


しかも、その一連のトラブルをオカン達にま

で知られて 


和葉に許されるまで、大阪の地を踏む事はゆ

るされへんのや、オレ


黒羽と青子嬢が、オレと工藤に罰を与えて、

姉ちゃんと和葉の気持ちを立て直すのに協力

すると現れて


オレと工藤に家事をしっかり指導して

和葉や姉ちゃんの扮装を吟味したり


オレらの寝る場所も提供してくれた

黒羽と青子嬢には頭が上がらない


そう、オレら、工藤の家からも叩き出された

んや


でも、黒羽らのおかげで


美味しいコーヒーも、紅茶も

アレンジも

上手に淹れられるようになった


簡単な焼き菓子なら、作れるようになった


教えてもろうた技術は、一生もん


あとは

誠心誠意、詫びるだけ、なんやけど


中々そのチャンスが巡って来ないんや


洗い物しながら、自分達もコーヒーを啜り、

やっぱりオレらがアカンよなぁ、と反省を

し、深いため息をつく


でも


マジで可愛ええよな


ついつい口元が緩んでしまう

オレらやった