名探偵コナンから、平和な2人を
思いつきメモから


秘密


「遅くなってしもうてごめんな?」

待ち合わせ場所に到着して、私は大慌てで応急
処置を済ませた

コナンくんは、工藤くんと一緒に居ると思うた
ら、工藤くんの従兄弟と一緒に居たんや

2人共にケガしとって、事情があって病院には
行かれへんと言うので、取り敢えず動けるよう
に手当てだけお願い出来ひんかって相談やった

どうしても、平次にはその事件に巻き込みたく
無いと言うたコナンくんは、理由があると言う
てた

「平次兄ちゃんと、和葉姉ちゃんには、どうし
てもお願いしたい事があるんだ」

それをお願いするには、平次にはどうしても、
事件とは距離を置いてもらう必要があると言う
たんや

でも、平次の性格上、事件と知れば首を突っ込
まずには居られへんやろうし、間違いなく、止
めても首を突っ込む、と

「それじゃあ、ダメなんだ」

和葉姉ちゃんには、ちゃんと事情を話すから、
平次兄ちゃん、止めてくれる?

そう言うたコナンくんも、工藤くんの従兄弟も
応急処置はしたものの、辛そうや

これ以上、ここでは難しいので、私はタクシー
に2人と乗り込んで、自分の家のマンションへ
向かう

平次専用の客間に2人を寝かせ、私は話を聞き
ながら、支度を整えた

「わかった、協力する」

その代わり、とある約束をした

ほな、契約成立っちゅう事で、少し寝て?と言
うて、2人を寝かせた


平次には、私が話をする
それまでは、秘密にして欲しいと言う事と

必ず事件に決着をしてほしい
そして、蘭ちゃんの元に必ず帰って欲しいと
言うお願いをしたんや

その代わり、お願いされた事はきっちりやると
約束してん


平次には、どのタイミングで話すべきか
私は考えながら、キッチンに立つ

平次は多分、今日ここに来る
私が誘いに応じなかった事を訝しんでいたのは
私にはよくわかったし

平次の性格上、気になる事を放置は出来ひんや
ろうから、間違い無く、ふらりと現れるはずや

あの2人には少し静養が必要
お父ちゃんには事情を話して、お父ちゃんは、
今夜ここに帰って来てくれると言うたから

私はおばちゃんに簡単に説明をした

「ほな、支度して、うちに来なさい」

おばちゃんはそう言うてくれた

私は2人とお父ちゃんの分の夕飯を支度して
朝ごはんの支度もしてから、差し入れを持って
家を出た

「和葉?」

家を出て、平次の家まで歩いていると、やっぱ
り平次と遭遇した

荷物を持ってくれる平次と並び歩きながら、
平次の家へと歩いて行った

to be continued