名探偵コナンから、平和な2人を
通常運転走り書き

初恋


「アンタがどうしても1人や行かれへんのやっ
たら、私も行く」


工藤のピンチに、オレはヤキモキしていたんや
けど、和葉にどつかれたんや

ケガしとる和葉を、これ以上リスクに晒すワケ
にも行かへんし、誰かに任せる気もならん

オレは、覚悟を決めて、親父に言うた
和葉を連れて、行く、と

いつも、離れとる時に和葉は大変な目に遭うて
しまうんや

せやから、和葉を置いて行くと言う選択肢は、
今回は無い

医師と相談して、2日、静養させてから出発
する事にした

オカンは帯同出来ひんから、オレはオカンから
徹底的に指導を受けてん
和葉のケガの手当てや、化粧水やらマッサージ
の方法やらな

荷造りはオカンに任せて、オレは和葉をきっち
り静養させるべく、ちょろちょろ動かないよう
監視しながら事件資料に目を通して

和葉には、データ取り込みやら整理を手伝って
もろうた

工藤らとの連絡は中々取れず、和葉は博士らの
事も心配しとった

姉ちゃん一家は無事を確認出来ているのが唯一
の救いや

ストレッチをさせたり、自分の筋トレを手伝わ
せたり、少しずつ身体を動かす範囲も広げて、
オレらはその日に備えた

「和葉ちゃん」

オカンは、荷物を警備担当に預けて、和葉の顔
を見に現れた

オレと和葉にしっかり御守りをして行けと言う
て、飯も食わせると帰って行った

夜、和葉とオレはちゃんと御守りを身につけて
いつ声がかかっても出られる支度をして眠りに
ついて、

翌朝、オレらは空港へ移動を開始したんや

to be continued