名探偵コナンから、平和な2人を
通常運転走り書き

初恋

何か激しい物音がして、不意に目を覚ました

和葉は気付いてへんまま眠っていたけれど、嫌
な予感がしたオレは、和葉を起こして、上着を
着せて、貴重品だけ持たせて布団にしまった

「へえじ」
「大丈夫や、様子を見て逃げるで」

頷く和葉を、取り敢えず布団にしまい、自分も
外出出来るよう身支度を整える

暫くすると、ドアをノックする音かした

平次様、と言うのは、西條ハン

どうも、このマンション近隣で何やら事故だか
があったらしく、騒動になっとると

「念の為、移動されますか?」

「わかった」

すぐ出られるで、と言うと、かしこまりました
では、と言う

警備の責任者もすぐに現れて、オレと和葉は、
夜明けを待たずに移動を開始する事にした

和葉を抱え、裏口ルートからマンションを抜け
出て車でマンションを離れた

その判断が正しかった事を、移動先で知る事に
なったんや

「爆破騒動やった?!」

「はい」

マンション近くで交通事故が起きて、車が一台
炎上したらしいんやが、運転手は行方不明で、
事故調査をしとった警察署経由で、交通事故で
はなく、爆破ではないかと報告があったらしく

調査の結果、車両爆破やったらしいねん

一気に緊張感が走る

オレらを、あのマンションから誘き出すための
作戦やないか、と言う疑念が沸いたからや

実際、どうもあのマンションに和葉やオレに似
たもんが出入りしてへんかったか、確認しとん
のがいたみたいやねん

一時避難した場所から、ホンマやったら移動す
る予定やったところを回避する事にして、オレ
はある作戦を敢行する事にした

被害を最小限にするために
そして、犯人らを捕まえるために

オレはある物を用意してもろうたんや

オカンが手配したものが届いたのは、予定より
早く、それがより一層、緊張感を産んだ

それだけ、迫っててん

to be continued