名探偵コナンから、平和な2人を
通常運転走り書き

初恋


和葉
オレは、色々な意味でオマエが心配や


既に着替えを終えて、オレを起こしに来た和葉
が、おはようさん、と言うて両頬にちゅーして
くれたんやけど

やり逃げされてん

オレが捕まえてしよう、思うた時には、離れて
いて、脚に器具がついてるさかい、引き寄せる
のは危なくて、必死に我慢したオレはえらい

確かに、おねだりしたんはオレやで?

せやけどな、和葉

オレはオトコのコやねん
惚れたオンナにそんなんされてみ?
押し倒すなっつーのが無理やっちゅうねん

ほっぺにチューくらいで舞い上がっとる場合や
ないねん

オマエなんぞ、オレの脳内でどんな想像されと
るかわかったら、逃げ出すどころじゃ済まされ
へんで?

ぶんぶんと頭を振って、落ち着け、オレ、と
念仏を唱えながら着替えて部屋を出た

おはようございます、と頭を下げる人を見て
現実に引き戻された

せや、今日から同じ室内に警備の人らが居るん
やった、とワレにカエル

本日の予定を打ち合わせし、午後、大滝ハンら
の来訪予定がある事を知らされた

何かあったんやろか
まぁ、可愛ええ和葉が無事か確認に来るんやろ
うけど

和葉が食材の買い出しについてオーダーを出し
ていて、ホンマは自分で買いに行きたいけど、
仕方ないと呟いていた

ええ物件やし、贅沢は言われへんけど、全く、
自由がない生活やからなぁ
コンビニすら立ち寄れへんし

でも、工藤らはもっと大変やろうから、と
和葉も気合いを入れ直して、家事を始めていた

慌ててオレも手伝い始めたんや

to be continued