名探偵コナンから、平和な2人を
通常運転走り書き

初恋


「おはようさん」

和葉、起きられるか?と声を掛けた

え?と驚いた顔で、起きた和葉を、腕を回して
起き上がらせた

ベッドに座り、ほな、どーぞ、と頬を出すと、

ふえ?と変な声をあげ、真っ赤になった和葉

アカンか?と言うと、いや、あの、その、と
混乱しとる様子

あわあわしとんのが、何か可愛ええなぁ、と
思うて、痺れを切らして、オレが頬にキスを
した

オカンが待っとるでー、と言うて、先に部屋
を出た

ちらっとオレを見て、ニヤリと笑うオカンに
背筋がぶるっとした

あのおばはん、やっぱりクノイチでも使うて
るんやないか?と言う疑い

おはよう、と和葉が現れた途端、機嫌ようそ
の相手を始めたオカン

テーブルに並べられた朝食を西條さんも入れ
4人で食べる

片付けをする頃に、警備の人らが巡回に現れた

昨夜、この近辺で不審車両の通報があったらし
くて、今日からは警備の人らもこの部屋の中に
常駐すると言うた

男女2名ずつ交代制で、と言うて、警備都合に
より、食事や風呂は隣室の待機室で済ませると
言う

和葉は、一緒に食べたらええのに、と呟いてい
たんやけど、こればかりは仕方ない

オカンも今夜は泊まると言うて、和葉はほっと
した顔をしたんやけど

オレは不貞腐れてしまうのは仕方ないやろ?

せやかて、和葉に迫るチャンスが減るんやし

そんなオレに気付いたんか、昼休憩のタイミ
ングで、ラッキーは訪れた

和葉を薬を飲ませて昼寝させなアカンので、
寝室に寝かせる準備をした時

へーじ、ありがとう、と言うた和葉が、して
くれたんや

あまりの心地良さに、思わず、反対側の頬にも
オネダリしてもうたんや

えーと言うつつ、してもろうたオレは、もう
メロメロやった

to be continued