名探偵コナンから、平和な2人を
通常運転走り書き


初恋


毛利夫妻が迎えに来て、翌朝、コナンは東都に
向けて元気よう帰って行った

姉ちゃんも遠征から戻って来るらしく、習得し
たお好みやたこ焼きを披露するんやとめっちゃ
嬉しそうな顔で帰るコナンを見送った

目覚めた頃には微熱もひいた和葉は、寂しがっ
てはいたけど、蘭ちゃんによろしくな!と笑顔
で見送っていた

「和葉ちゃん」

大滝ハンが、和葉の好きな店の焼き芋やら何や
らを抱えて現れた

和葉の遭遇した事故について、念の為確認した
い事がある、と言うて

事故前後の話を聞いて、親子連れの話を聞いて
顔を覚えているか、など聞いた大滝ハンに、
和葉は事件にするつもりはない、と言うた

「実はな、和葉ちゃん」

その親子連れが事件に巻き込まれてる可能性が
あって、行方を探してんねん、と言うて、和葉
にモンタージュ作りに協力してくれへんか、と
言う大滝ハン

そう言う事やったら、と、和葉の元に似顔絵の
捜査官が現れ、作成された似顔絵

それを持って、大滝ハンは帰って行った

夕方、親父が帰宅して、オレは呼び出された

「は?」

親父が出した書類を見る手が怒りで震えた

逮捕された面々が、服部邸に侵入して何をしよ
うとしとったんかが一部始終書いてあんねん

口にすんのも悍ましい計画に、吐き気がする

「セキュリティを強化する」

服部邸と遠山家のセキュリティを見直し、強化
すると言う親父

至急対応するよって、暫く避難しとけと言う

「西條に頼んで手配しとるよって」

親父がええと言うまで、和葉共々、表に出るな
と言うお達しや

通信機器の持ち出しはアカンと言うて、オカン
が避難先へ必要な荷物を送るから、手ぶらで家
を出ろと

それはつまり、それだけ、危険が迫ってるっち
ゅう事やった

「和葉には、全ては話してへん」

ショックが大きいやろうから、もう少しケガか
ら回復してから、と言う親父

オレも、その方がええと思う

迎えに来たオカンの右腕の西條ハンの車に乗り
オレと和葉が服部邸を出たのは、その数時間の
事で

オレと和葉は、京都にある宿泊施設に送られた
んや

和洋折衷の落ち着いたホテルの一室
ミニキッチンもついた滞在型の部屋や

和葉の脚の事もあってか、バリアフリーの広い
部屋は、ベッドも大きく、風呂場も広く
動きやすいつくりやった

寝室がふたつ、キッチン、ダイニング、リビング
片側の寝室に、西條ハンが待機してくれると言う
ので、オレと和葉は片側の寝室を確保した

和葉は、歩き過ぎたらアカンと言われとるので
ベッドをくっつけて、クッションを背に座れる
ようにしてやった

「なぁ、平次」

平次は、捜査に行ってええよ?
私は、西條さんと待ってるし、と言う和葉 

オレは、和葉に何て説明しようか考えていた

to be continued