名探偵コナンから、平和な2人と試し書き
東西名探偵との話の前に描いていた下書きから
平和×リョウ香×快青


いつか、きっと


「何やコレ」

中森家周辺に、わからんようにあちこち香が罠
を仕掛けているのがわかった

さて、どうしたもんか

香がこれだけあちこちに仕掛けをしたと言う事
は、何かしら危険な香りを感じたからだろう

掃除しようにも、なぁ

刑事の家でドンパチするワケにもいかねーだろ
うし、何せ抜け目無いコイツが近くに居るから
なぁ

ちらっと、香の罠をチェックしている服部に目
を遣った

確かに、周囲に不穏な空気を隠さない面々が居
るのがわかる

服部も、トラップをチェックしながら、周囲を
気にしている

「なぁ、冴羽さん」

ん?と振り返るオレに、腹減った、と言う服部

確かに、中森家からはいい匂いが漂う

「少し運動してから行った方がええんとちゃう
かな」

徐にストレッチを始めた服部は、何か武器にな
るもん無いかなぁ、と物騒な事を言い始めた

ふと、服部はスマホを手に歩き始めた

「おっちゃん?」

中森警部と一緒か?と、電話の相手に話しかけ
たまには少し飲んでから帰れと言い始めた

冴羽さんは、右利きか?と言う服部に、いや、
両利きや、と言うと、奇遇やなあ、オレもやと
不適な笑みを浮かべた

合図は一瞬

俊敏な豹のようなしなやかな動きで飛び出すと
ひとり、またひとり、とのして行く

「へぇ、なかなかやるじゃん」

オレも、背後から襲って来た連中を転ばして、
手刀で気絶させて行った

相棒を抜くワケには行かないので、面倒だし、
疲れるけど、潰して行くしかない

のした面々が自殺しないようにして、束ねて
行く服部は、とてもじゃねぇけど、普通、で
は無いな

「平ちゃん、片付いたか?」

「おお」

暗がりから、背が高いスーツ姿の男性が顔を見
せた

顔を見て、あれ?と思った

和葉ちゃんの父親だとはわかったんだが
その顔に、見覚えがあったからだった

先方も、おや、と言う表情をした

to be continued