名探偵コナンから、平和な2人と試し書き
東西名探偵との話の前に描いていた下書きから
平和×リョウ香×快青


いつか、きっと


「ちょっと行って来る」

そう言うて、私を連れ出した張本人は、私の
隣から姿を消した

あー、やっぱりこうなるか、と
流石にここまで来ると、ため息も出えへん

そんな事より、これからどないしよう

今日は、いつもの東都とは違うエリアに来と
って、蘭ちゃんの家も、ポアロも近く無い

どこかで時間を潰さないと、と思うてると、
近くで女の子と誰かが争う声がした

慌てて駆けつけて、声を掛けたら、どうやら
ナンパ紛いのタチの悪い面々に絡まれている
様子で

「何だよ、こっちの姉ちゃんの方がやれそう
じゃねえか」

わかった、オマエが相手しろ、と
今度は私の腕を掴んだりし始めた

仕方ないので合気道で相手したんやけど、何
やどんどん人数が増えて来たようで

「刑事さん!こっち!こっち!」

女の人の声がしたと思うと、警官な人や何や
人が来て、私達を取り囲んでいた人らは、急
にバタバタと逃げ出そうとした

「今のうちよ!こっち!」

背の高い赤毛のショートカットの女の人に手
を引かれて、慌てて絡まれていた女の子の手
を繋いで

騒乱の中を走り抜けた

カランと音がして、扉が開くと、コーヒーの
良い香りがした

奥のボックス席に通された私達


これが、私、遠山和葉と、青子ちゃんと、香
さんが、初めて出会った日の話


「え?青子ちゃんも、連絡、つかへんの?」

平次が連絡せえへんのはいつもの事やから、
ええとしても

聞けば、青子ちゃんは、待ち合わせの時間か
らもう3時間以上経っているらしい

幼なじみの快斗くんが、待ち合わせに少しだ
け遅れる事があっても、こんなに遅くなるな
んて初めてだと言う

私は何やら嫌な予感しかせえへん

1時間立っても戻って来ない様子に
香さんも心配そうな顔を見せた

to be continued