名探偵コナンから、平和な2人を
走り書きメモから


無題


「へえじ?」

今日は、用事があるから先に帰ると言うてた
和葉から、部活終わりに電話を受けた

言われた通りに買い物して、自宅やなくて、
和葉の家があるマンションへ向かう

半年前に引越しした遠山家は、オレがおっち
ゃんに付き合って選んだ物件

通りに咲く桜並木もキレイに見える

エントランスを開けて、和葉の家がある階に
降りると、和葉が扉を開けて待っててくれた

「えらい爆睡やな」

オレ用の客間に、来客用の布団が敷いてあっ
て、姉ちゃんとコナンが爆睡してんねん

「何かな、コナンくんが平次に電話したけど
繋がらないって言うて」

姉ちゃんから和葉に連絡が入って、和葉が
慌てて迎えに行ったらしい

オカンがホンマは今日、和葉を連れて行くはず
やったんやけど、姉ちゃんからの連絡を聞いて
和葉に遠山家に呼ぶよう言うたんや

服部邸、今、水回りを工事中やねん

オカンとオレも、暫く遠山家に滞在中でな

「なんかな、久しぶりに蘭ちゃんのお父ちゃん
とお母ちゃんも一緒に、4人で旅行しとった
らしいんやけど」

旅先で事件に遭遇して、みんなで夜討ち朝駆け
で事件を追って、飲まず食わずだったらしく

妃弁護士と毛利探偵は、事件の後始末にまだ
奔走しているとか

「平次、お風呂沸いてるで」

着替えはおばちゃんが私の部屋に置いたから
と言う和葉に甘える事にして、先に風呂に入
って部屋着になった

「オレも手伝う」

おおきに、と言う和葉と、夕飯作りをしなが
ら、今日、部活であった事とかを喋る

コナンくんは、カレー甘くした方がええ?と
言う和葉に、逆に大人と同じものを出してや
って、辛かったら目玉焼きか生卵を追加で、
トッピングしたらええ、と言うた

せやね、選んでもらおう、と笑う和葉と、い
つものように支度を進めると、香りにつられ
て目を覚ました2人

「うわぁ、凄い!」「美味しい!」

和葉が仕込んだドライカレーを、めちゃくち
ゃ喜んで食べる2人

「おーい、かずはー、へーちゃーん」

おっちゃんや毛利探偵と妃弁護士、オカンや
大滝ハン、親父と続々と現れて、みんなが、
次々とカレーを消費して行った

大鍋いっぱいのカレーは、残らずみんなの腹
に収まって

大人達はリビングで宴会を始め

オレ達はダイニングで明日の仕込みをする
和葉を手伝いながら、毛利一家プラスコナン
の家族旅行の珍道中っぷりの話を聞いた

そんな中、突然、新たな連絡が入ったんや

いつか to be continued