名探偵コナンから、平和な2人を

時間不足のため、下書きなし、走り書き



小さい姉ちゃん、やって来る 1



「こんにちは」



思わずキョロキョロ、周囲を見渡した

あれ、コナンは?博士は?探偵団は??


子供らしからぬ落ち着きっぷり

オレには小さな魔女に見える事もある


聞けば、京都に仕事で来た博士について

来て、自分はコナンに頼まれた事がある

から、オレのところに行くと言うて来た

らしい


「はい、コレ、工藤くんから」


この間の事件で頼んでいた解析資料や

府警に提出しに来たらしい


「おぉ、へーちゃん、来たか」


おっちゃんが対応しとったらしく、待た

せてしもうて、申し訳ない、と小さい姉

ちゃんに謝って


ほな、行こうか、と促す


オレは、おっちゃんに呼ばれて府警に来

たんや


おっちゃんの運転で、京都の別邸に着く


「おかえりなさい、

いらっしゃい、哀ちゃん、待ってたで?」


迎えてくれたのは、和葉


実は、オカン、いつもの喘息発作が出て

心配した親父が、別邸で静養させとるん

やけど、


目を離すと無理するから、と

和葉に頼んで、一緒に滞在してもろうてん


和葉は、オカンの実家の運転手が車で送り

迎えして登校中や


「オカン、どうや?」


「昨夜はちょっとなぁ、今日はよう休んで

るから」


リビングに通されて、お茶を飲む


和葉は、事前に哀姉が来る事を知っていた

らしく、色々準備してるんよ、と笑うてた


寒天と果物、白玉のあんみつをおっちゃん

も哀姉も美味そうに食う


抹茶寒天と、透明な寒天、牛乳寒天が混ざ

っているあんみつは白蜜、黒蜜、好きな方

を掛けて食べる


「白玉はな、お水やなくて、お豆腐を使う

てんの」


せやから、柔らかいし、タンパク質も取れ

るやろ?


「柔らかいし滑らかで美味しい」


哀姉は、博士に食べさせる料理について

和葉に相談したかったらしい


以前、和葉の料理を食べて、博士がめちゃ

くちゃよく食べていたのを覚えていたとか


和葉は、哀姉の好みも聞いて、色々献立を

考えて用意してあるから、と言った


夜になると、親父も来て

親父とおっちゃんは、飲み始め

オカンには、和葉が梅がゆを食べさせて、

しっかり寝かせた


オレと和葉と哀姉は、合流した博士と4人

で夕飯になる


「おぉ!コレは美味そうじゃな」


哀姉に教えながら、一緒に作っていた和葉

も満足そうな顔


どんぶりには、ご飯の上に海苔が敷かれて

とろろもかかっていて

つくね、鶏むね、ししとう、椎茸、人参、

ネギなど、焼き鳥が載ってんねん


お味噌汁は、あおさ


キャベツ、みょうが、青紫蘇、きゅうり

なんかの浅漬け


油揚げの中に、たまごとひじき煮が入っ

た宝煮と


大根の炊いたんに、生姜の効いたそぼろ

餡がかかったもの


どんぶりは、ご飯は思うよりも多くない

し、つくねは豆腐も混ざりふわふわにし

てある


むね肉は柔らかく仕上げる工夫をしてあ

って、ジューシーや


食べ応えもあるし、かさましもしてるし

味も損なわないで、栄養素も豊富


酒を飲む親父らは、焼き鳥として楽しん

でいる


博士もよう食べていた


食後に和葉が用意したデザートは、殊の外

喜んでいた


シフォンケーキやねん


ふわっふわのしっとりで、カシュナッツや

胡桃が入って、それにヨーグルトクリーム

か手製のシロップをちょっとつけるんや


何もつけ無くても美味いし


哀姉も、コレをめっちゃよろこんだ


「コレはな、バリエーションがたくさんあ

るんや」


親父らも、ちゃっかり食べとる


博士は食後にまだ仕事があると言うて、後

でまた哀姉を迎えに来ると言うと、元気に

出て行った


小さい姉ちゃんは、まだ他にも目的があっ

て尋ねて来たと言う事を、オレが知ったの

はその夜の事やった


to be continued