名探偵コナンから、平和な2人を
未完成の平和×快青
走り書き


aquamarine


「こら、坊ちゃんの方が疲労困憊かもしれ
へんなぁ」

全く目覚めない男に、先生はそう言うてた

少し前に目を覚ました女の子は、和葉が手
を貸して、風呂に入れてる

ゆっくり身体を温めて来た女の子が、和葉
の手で布団に戻された

オカンから、温かいゆず茶を渡されて、そ
ろり、そろりと飲み始める

先生に、暫くゆっくりしなさい、と言われ
ると、こくん、と頷く

「中森青子です」

寝てる男の子は、黒羽快斗だと言う

かいと、と呟くと、ポロポロと涙を溢した

和葉に抱きしめられて慰められていた女の子
に、オカンが言うた

「青子ちゃんって、中森警部のお嬢さん?」

おばちゃんの事、覚えてへん?と言うオカン

和葉とオレも、漸く思い出した
助けた時、女の子の顔に見覚えがあったんや

小さい頃、1週間程、服部邸に居た女の子が
いたんや

和葉も一緒に泊まって、幼なじみの晃も一緒
に、4人で遊んでた

スイカ割りに、花火、蚊帳を張ったり、庭に
ビニールプールや、自転車もやったか

最初は不思議そうな顔をしとったけど、彼女
も思い出したらしく、あ、と言うた

漸く緊張を解いた彼女に、とにかくまず、
体力をつけよう、と言うて、身体を温めて、
しっかり眠らせる事にした

2人の素性について、府警に連絡して、親父
が、これから2人、刑事を荷物込みで派遣
すると言うた

オカンと和葉にも言うて、迎え入れる支度を
みんなでしたんやけど、現れた刑事を見て、
オレも和葉もびっくりしたんや

to be continued