名探偵コナンから、平和な2人を

時間不足のため、走り書きから



またね



「え?コナンくん??」


学校帰り、校門を出たら、可愛い小学生が

誰かを待ってるみたいやって騒ぎになって

たんで、見てびっくりした


「和葉お姉ちゃん」


そう言うたコナンくんと手を繋いで帰る事

にした


数日前から平次はお父ちゃんと大滝ハンに

攫われるようにして、海外へと飛んでいて

まだ帰国してへん


「なんだ、平次兄ちゃん居ないんだ」


しょんぼりしたコナンくんを励ましながら

私は主一家不在の服部邸ではなく、私の家

へと連れて行く事にした


途中、買い物しながら帰宅して、平次用の

客間から、コナンくん用の着替え一式を用意

する


びっくりした顔をしたコナンくんに、教えて

あげたんや


平次は服部邸にも用意しとるんよ?って


コナンくんと過ごすのが楽しいから、つい、

誘ってしまうし、引き止めてしまうから、

せめて、コナンくんが困らないようにって


私もびっくりしたんやけどな


「アレでも優しいところ、あるやろ?」


そう言うと、漸く笑うコナンくんを、風呂

に入らせている間に、自分も私服に着替え

夕飯の支度に入る


風呂上がりのコナンくんにお茶を出して、

毛利探偵や蘭ちゃんにはどう連絡するかを

聞いて


取り敢えず、平次を訪ねてこちらに来てるし

後から送って行くと言うておいた


「おばちゃん?」


明日、帰阪予定やったおばちゃんが、用事が

早く済んだから、帰って来ると言うので、

うちに来てもらう事にした


今夜は、ミートソーススパゲッティ 

オムレツ、サラダ、スープにした


「和葉ちゃんのミートソース、我が家はみ

んなファンやねん」


おばちゃんは、結婚するまで、どちらかと

言うと、洋食やイタリアンが多い家庭で育

ったと言うて、驚いているコナンくんとも

楽しそうに話をしていた


なんや、平次がチビやった頃を思い出すわ

と言うて、笑う


おばちゃんも、私も、コナンくんが何故、

単独で来たかは聞かへんかった


平次に、もしかしたら、って、聞いていた

からな


せやから、いつ来てもええように、おばち

ゃんと用意してたんよ


平次には、おばちゃんから連絡を入れても

ろうてある


明後日には帰国するから、それまでは何と

か足止めして欲しいと、平次と、何故だか

お父ちゃんからも依頼があった


平次の帰国予定と、伝言を伝えると、どこ

かホッとした顔をしたコナンくん


「たまには、ゆっくり好きな事、したらえ

えし、好きなもん、食べて飲んでしたら?」


いっつもええ子やから、と言うと、そんな事

は無いと言うコナンくんに、滞在中に食べた

いもんのリクエストを聞いたり、観たいもの

や読みたいものを聞いて、見せてあげたり


私はおばちゃんと連携して、コナンくんを

相手しとったんや


帰国した平次が、大慌てで、赤くなったり

青くなったりしながら、変な事ばっかり言

うてるから


平次も甘やかしてもらいたいん?


って聞いたんやけど、おばちゃん達は何故

か大爆笑やし、平次はフリーズしとって、

大混乱になったのは、また別のお話で