名探偵コナンから、平和な2人を
以前書きかけたメモから手直し


西の名探偵との遭遇


“The time is always right to do 
what is right.”


正しい事をするのに、時を選ぶ必要は無い

キング牧師の有名な名言を、オレは思い浮か
べていた


空を翔け、服部を攫って来たタイミングは、
ギリギリだった

和葉ちゃんの勘が当たった、と言うか
第六感が大当たりした、と言うか

ズタボロの服部を背負ってコテージに戻った
オレは、驚いたんだ

受け入れの支度、してたんだ、和葉ちゃん

静華さんや西條さんと手際よく意識を飛ばし
た服部を着替えさせたり寝かせたりしながら
擦り傷やら切り傷の手当てをして

高熱を出した服部に、水分補給させなから、
大丈夫やって言い続けた

青子も、和葉ちゃん達の準備に協力して支度
していてくれた

「はい、和葉ちゃんが、快斗が戻って来たら
出してあげてって」

「うわっ、美味そう」

青子と2人、和葉ちゃんが用意してくれた
お弁当にありついた

サンドイッチの段
サラダやフルーツの段
デザートの段

スープと一緒に出されたお重は、彩りも良く
しかも、美味い

デザートの段は、プリンケーキの仕掛けがし
てあったんだ

固めのプリンと、しっとりスポンジ、そして
クリームが秀逸だった

「コレね、青子も一緒に作ったんだよ
作り方、教えてもらったから、快斗も今度、
一緒に作ろう?」

「本当か?でかした、青子!
コレ、警部が好きな味だろ?」

そうそう、と、笑う青子と一緒に完食して、
交代で風呂に入ってから、服部の様子を見に
移動した

「どう?」

あぁ、大丈夫や、と笑う和葉ちゃんと静華さ
んは、ケガは大したことないから大丈夫だと
言った

明日、ご飯を食べさせれば、熱も下がると言
った静華さんは、今夜は和葉ちゃんに頼んで
自分は寝ると言う

「目を覚ましたら、声をかけるよって、みん
な寝てな」

和葉ちゃんは、そう言って、服部の看病へと
戻って行った

「大丈夫、平次の事は和葉ちゃんに任せて
おけば、平次も安心するよって」

すぐに回復するはずや、と言う静華さんは、
本当に寝室へと下がってしまったんだ


翌朝、オレと青子はびっくりする事になる

to be continued