名探偵コナンから、平和な2人を
以前から描きたかったお話を
今夜は体調が悪く、走り書きを短く

Cara
(イタリア語で、愛しい人)


温いのを抱え、気持ちよう目を覚ましたオレ
は、危うく絶叫するところやった

死ぬ気で腕を抜いて、枕を差し込み
布団を引き上げて

オレはベッドから這い出て悶絶した

和葉、抱っこして寝てたみたいやねん

かなり密着して

せやからその、な、何や
胸もがっつり感じてたし、な

その、あの、感触とか
肌が触れとったとことか

オトコの朝の生理事情もあいまって

のたうち回りながら、和葉や他のやつには
見られたら大変や、とか

焦るし、辛いし、大変やってん


なんとか部屋を抜けて、風呂場へ逃げ込んだ

シャワーを浴びて、なんとか身体を落ち着か
せて、身支度を整えていると、黒羽が小脇に
工藤を抱えてやって来た

寝起きが尋常やなく悪い2人に風呂場を譲り
ソファで伸びてると

工藤のオカンと和葉がキッチンで朝飯の支度
を始め、青子嬢も合流

起きたのか、まだ半目の黒羽がまた工藤を抱
えて現れると、オレの目の前に工藤と並び、
座った

ドライヤーをしてやる間も、うつらうつらし
とる2人

朝飯前にストレッチを軽くして
みんなで朝飯を食う


「あれ、工藤のおとんは?」


「あぁ、優作さん、朝早くに府警に行くって
行ってしまったのよ」

黒羽と工藤は見送ってから二度寝してたとか

何でも、今回とは別の未解決事件のトリック
がわかったとかで、忘れないうちに行って来
ると飛び出したらしい

黒羽は、ついて行こうとした工藤を捕まえて
抱えて寝てた、と不貞腐れ

「どうせ抱えて寝るなら、青子がいい」

と言うた黒羽に、思わずむせかえったオレ

青子は枕じゃありません!と、真剣に怒られ
る黒羽と、青子嬢の間で、不適な笑みを浮か
べた工藤


(アイツ、わざと黒羽の邪魔しとんな)


和葉は今朝、と言うか昨夜、何が起きたかは
知らんから、普段通り元気にしとるけど

オレは今夜から気をつけへんとな、と自戒を
込めて反省した


昼過ぎに親父から連絡が入り、オカンがこっ
ちに帰って来ると言うて、夕飯は持参するか
ら、今夜は何も作らんでええと言う


今日は工藤のオカンが、変装テクニックを教
えてくれて、和葉や青子嬢を変装させて楽し
んどった

蘭ちゃんでも、新ちゃんでもよくやるのよ、
と笑うた工藤のオカンは、かなりの腕前

びっくりやった

工藤と黒羽も捕まえられてやられたけど
それはオレもやねん

「凄い、安室さんやん」

和葉達は、ポアロの兄ちゃんに変装させられ
たオレに騒いだ

そんなんしとったのを忘れて、帰宅して来た
オカンを出迎えてびっくりしたんや

せやかて、目の前に本物が現れたんやからな

to be continued