名探偵コナンから、平和な2人を
ゆるりと連載

狂想曲 23


ホンモノの平次視点 4


真夜中にコナンを探し回っていた黒羽は、中森
警部に言われ、ある警察官と共に行動しとった
らしい

コナンが犯人グループの罠にかかり、やつらの
アジトに連れ込まれたとわかった時、その警官
に言われたらしい

深入りすれば、青子嬢がリスクに晒されてしま
う可能性が高い、と

せやから、先回りをしよう、と提案されたと

おっちゃんにコンタクトを取り、オレと黒羽を
入れ替えて時間稼ぎをすることを提案されたら
しく、

その間に、その警官が、敵のアジトからコナン
を救出すると

逃げ出したコナンを警官が拾って
大阪まで送って欲しいと言うのを隠れてインカ
ムで聞いていた黒羽

追っ手もすぐに追いかけて来たので、黒羽はす
ぐに変装して、コナンを載せているよう偽装し
て、大阪に向かうたと言う

目撃されていた、バイクと外車のカーチェイス
は、黒羽やったんや

ちょっと待てや

ほな、工藤が証言しとった、助けてくれたであ
ろう金髪碧眼の男って

警官やったんか???

「まぁ、彼の事は後で説明するよって」

苦笑するおっちゃんは、工藤の記憶喪失の件に
ついて、説明する、と

黒羽から話手を変わった

アジトで、どうも博士の家から盗まれた未完成
の薬を飲んでしもうたらしい、と

犯人グループは、コナンが激しく苦しみのたう
ち回る様子に恐れをなして、慌てている隙に、
コナンに脱走された様子

工藤のコナンとしての記憶が欠如してしもうた
のは、薬の影響が強いらしいが、現在のところ
解毒剤も、特効薬も無いようで

工藤が度々変幻を繰り返していた事で、記憶を
戻すための薬は、出来たとしても、その効果は
限定的なモノになるし、また新たな抗体が体内
に出来てしまえば、完全間近の解毒剤が、投与
出来なくなる可能性が非常に高いと言う事で

博士と哀姉の見解としては、コナンの記憶は、
このまま封印しておく事を勧めると言うもの
やったらしい

つまり

このまま工藤は病院に収容され
姉ちゃんの元には帰る事は出来ひんワケや


姉ちゃんに会いたいと、何遍もそう言うてい
た幼い工藤の姿を思い出していた

そうか、もうコナンには、会えへんのかー


to be continued