名探偵コナンから、平和な2人を
ゆるりと連載

狂想曲 22


ホンモノの平次視点 3


「青子、青子は無事だろーな?」


初対面の挨拶より先に、そう殺気だった黒羽に
オレもそっくり返してやった


「オレの和葉、無事やろーな?」


オレと黒羽が対面したのは、親父の執務室

青子嬢を無事、中森警部に引き渡し、現在、
2人はメディカルチェックを受けている最中

そちらには、オカンが付き添い中で

和葉と工藤には、工藤の両親が付き添って
博士と小さい姉ちゃんらがチェック中や


「まぁまぁ、仲良くしたらええやん」

笑うとそう言うたんは、おっちゃんで
まだ、和葉はオレと和美のもんや、と言うて
牽制して来た

青子ちゃんも、まだ中森警部のもんやでーと

それはさておき、と言うて、おっちゃんは言う

快斗くんは、何処で催眠をかけられたんや?と


「あぁ、かけられたんじゃなくて
自分に自己暗示をかけたんです」


オレに扮装して、和葉の傍に居るために、色々
事前に調べていたけど、和葉がオレ以上に勘働
きがええ事を知って、念のためにそうした、と

でも、見破られてしまいました、と苦笑した

「せやな、オレも詰めが甘かったわ」

おっちゃんは、和葉の指摘の点については、
他で色々小細工し過ぎて、甘かったと言うた

工藤が、例の組織ではないかと疑うて追いかけ
とったのは、例の組織関連では無いものの、
それと似たような組織やったらしく

それに気付いた黒羽は中森警部を通じておっち
ゃんへとSOSを出したらしい

黒羽がコナンが家を抜け出しとる事に気がつい
たのは、夜中で

コナンからメールの返信が来ない事を不審に思
って訪ねて発覚したらしい 

慌てて追いかけ始めたと言う

to be continued