名探偵コナンから、平和な2人を

本日は多忙なため、電車3駅分、一気書き



ひとやすみ



事件に向かう時は、一気に解決するで!と


それなりに意気込んで向かうせいか、移動時間

と言うのもあまり気にならへんけど


帰る時に、我に返るんや

特に、相方が一緒や無い時は、特に


「オレ、こんな遠くまで来てたんや」ってな


今回も、勢いよく飛び出して

走り回って解決して


さぁ、帰るでってなってから、あれ?と思う

たんや


でも、早よ帰って、アイツの顔、見たいし、

話もしたいし

 

最短ルートを考えながら、所持金問題もある

ので、妥協点を探す


そんな時、メッセージが着信した


「おう、和葉か?」


オマエ、現在、何処に居るんや?と聞いたら

オカンの仕事の手伝いで、関東に居ると言う


西條ハンの車で来て居ると言うので、合流す

る事にした


「平次!」


こっち、と手を振る和葉が見えて、ホッとす

るけど、オマエ、目立つなぁ、と苦笑する


むっちゃ可愛ええんやけどな

振袖やねん

艶っぽい、ええオンナやなぁ、と思う


「事件、解決した?」


「おう、オレを誰やと思うてんねん

解決してへんのに、帰るワケ無いやろ」


けけけ、と笑うオレに、はい、はい、と呆れ

顔をしながらも笑う和葉の手を取って歩き出

した


「あら、平次」


車で待っていたオカンは、手を繋いで現れた

事にご満悦


オカンは、可愛い和葉とオレが仲良くしとっ

たらそれでええねん


喧嘩したら、問答無用でオレがしばかれるけ

どな


「交通費、だいぶ浮いたやろ」


ニヤリと笑うオカン


もちろんや

東北地方から、関西まで戻るのはなぁ

かかるからな


帰りの車の中は、オカンと和葉のお喋りもあ

って、まぁ賑やかで


ちょっかい出しながら、口を挟みながら、

オレもだんだんと普段を取り戻して


すっかり気も緩んだのか


目を覚ましたら、和葉の膝枕で爆睡しとった

みたいで、


オカンが着物が汚れへんよう、敷いたと言う

タオルにガッツリ頭を乗っけて寝てた様子


服部邸に到着した時、和葉、脚が痺れて立て

へんかったんや


抱っこして邸内に運び込んで

着替えた和葉に詫び倒したオレやった


「今夜はアンタがちゃんとお世話するんや」


ソファの一辺ずつに寝ろ、と言う夜叉の言葉

に従って、和葉の飲み物を用意したり、傍に

居て、ひたすら喋り倒したんや


和葉が寝落ちするまで付き合って

自分も寝落ちして


翌朝、スッキリ目覚めて思うたんや


一休み出来るのは、やっぱり和葉の傍やなあ

って


自分が自分を取り戻して、また走り出せるよ

うにチカラをもらうのも、安らぐのも

やっぱり、ここやなあってな


のんきに眠る寝顔に、そのうち寝かせへんか

らな?とも思うけど


隣に居る資格をキープするためにも、今日も

研鑽を積まないとあかんな、と思うオレや


いつか

自分も和葉にとって、そんな存在で在れたら

嬉しいと思うし、それを目標に頑張ろうとも

思うた事は、内緒やけど


さ、今日も一日、頑張るで


気合いを入れて起きたオレは、すっかり忘れ

ていたんや


今日、学校休みやん

って事を


オカンがこっそり笑うてたのを、オレが気付

いたんはもう少し後の事やった