トマト | クロッシーのブログ

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親父の実家は知多牛の酪農家で、おふくろは農業。そんな家系に生まれた僕は、自然に牛舎でかくれんぼをしたり、裸足で田畑を走りまわり日が暮れるまで遊んで育った。
親父は会社勤めをしていたが、週末になると、おふくろの農業を手伝っていた。
けして生活は裕福ではなかった。
慎ましいながらも家族の団欒を感じていた。
大学を卒業してから職を転々としたが、37歳の時に地元農協の子会社に就職。上司から、トウモロコシの収穫体験の企画を任された。

凝り性な面がある僕は、昨年と同様にただ収穫をするのでは、物足りないと感じていた。
生産農家に、他にも楽しめる方法がないか相談しに行くと、おまえ!お腹は丈夫か?丈夫なら、畑のをそのまま、生でかじってみろと勧められた。
勧められるがまま、食べ頃をもぎり取って、かじってみると、とても甘かった。
トウモロコシは収穫後が一番甘いんだ!
数時間で甘さは半減してしまうと教えてくれた。
事実、収穫後3、4時間経った産直市場に出荷された朝採りをかじってみると、甘さは全く違った。

この違いを是非体験してもらいたい。
収穫直後に食べてもらいたい。

こうして、畑に大鍋を持ち込み収穫直後に茹でて食べるイベント企画が完成した。
イベントは大成功!

そして、参加された家族の笑顔は、嬉しくて心地よく、忘れていた懐かしい感覚を思い出させてくれた。


小学生の夏休み、ついて行って遊んでいた畑で、おふくろが『喉が渇いただろ、これ食べな!』と前掛けで拭いたくれたトマト。
土の香り、蝉時雨、真夏の太陽、おふくろの笑顔が眩しかった。青臭く甘酸っぱいトマトの記憶が蘇る。


その後、品種改良され、いまはスーパーマーケットで売られていない。

僕には、甘いだけのトマトは物足りないのだが、いまでは食べることができない。

畑で家族と食べた思い出の味は、心に深く刻まれて生涯忘れることはないかもしれない、、、。

この時感じて、気付くことができた。

家族が思い出の味を刻める場所を創りたい。
この子たちが親になって、懐かしんで戻って来れる場所を残したい。

この出来事が、この後の僕の人生を決めた。

5年前に、知多牛のレストランを創業してから、

知多牛の生肉販売所、知多牛のBBQ場、ジェラートショップ、体験農園と順番に事業展開してきた。

将来は、カルチャースクール、宿泊施設などできたら最高に楽しい。多くの家族が楽しめる場所にして行きたいと思っている。