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ようやく発売する事が出来たDEMOROID4
とにかく今回の作品は大変だった!(笑)
制作段階でライブでは未発表の楽曲が多く収録されている分、ライブでのイメージっていうのがなかなか出来なくて、
だからアレンジにも相当時間がかかった。MIXギリギリまでギター録りして、本当にギリギリに仕上がった作品です。(まぁいつもそうか(笑))
それではちょいと1曲ずつ個人的な想いを中心にセルフレビュー開始。
M1「アリエルミー」
DEMOROID4の1曲目を飾るこの曲。
まぁ分類としてはバラードになるのかな。あんまりバラードとも思ってはいないけど。BRANDROID流バラード?
アレンジとしては決して大人しくなり過ぎないように、テンポ感のあるギタープレイをするのが僕の中のテーマで、でもうるさくならないように、って、本当にアレンジに細かく気を使った作品。
イントロのアルペジオはこの曲の命かと思って、たった数秒かもしれないけど、数時間かけて納得のいくテイクを録りました。
全編通して鳴っている付点8分のディレイ使った音は最初はなんとなくうっすら入れようかなくらいに考えてたんだけど思いのほかこの曲の肝になるフレーズになっちゃったのでMIXで結構前に出しました。
ストリングス風のギターもこれってなんとなくやればそれっぽくなるけど、フェードのタイミングとか音選びとかそういった部分も結構拘って録音しました。
激しくなってからのAメロでは曲に似つかわしくないハードなギターが入っているんだけど、個人的にはこのギターがないと普通のアレンジになっちゃったのかなとも思っていて、好きなアレンジの一つ。どんなフレーズにするかとにかく悩んで何回も何回も録り直したけど、結果初期段階で思いついたアレンジにまとまったっていう。。。
なんだったんだろうあの時間(笑)
サビはメロディの良さを際立たせる為にシンプルに。
中間のソロはライブを意識して、明るさと華やかさをイメージしながら、個人的に前にやってたバンドの時に十八番的に使ってたフレーズを取り入れました。知ってる人は懐かしい?かな(笑)
最後のハーモニクスのフレーズは本当はアームでビブラート入れたかったけどライブじゃアーム使わないからストレートに。
コーラスアレンジの抜き差しも結構気を使いました。
歌詞も凄く気に入っていて、正直BRANDROID史上最高の1曲になったと思ってます。
M2「ケイトスペード」
これまでのロイドの作品とはちょっと変わった異色な1曲。
個人的に当初掲げてた大人のロックを象徴する1曲な気もしてます(笑)
最初はもっとパンキッシュなアレンジになるかなと思ってたんだけど、ギターを全編通してカッティングでまとめた事でこんな雰囲気になりました。
これは結構ボイシングに気を使って、ベースに対して普通のコードを乗せながらも所々感覚も重視しながらなるべくきわどく攻めていったつもり。
実はレコーディング時期にやったセッションのLUNA SEAのコピーでヒントを得たってのもあって、それまで構築してたアレンジとガラっと変えてあのセッションの後にこのアレンジで固まった(笑)
サビだけカッティングをより細かくしていて、正直このテンポで16のカッティングしていくのはかなりしんどかったです泣。己の下手くそさを痛感しました。。。
これも何度も何度も録り直して納得のいくプレイを収録しました。
同期曲にはしたくなかったのでギター1本でのアレンジってのに拘った。裏でちょっとアコギも鳴っててこれもまたいい味出してる気がするけど、しっかりギター1本で成り立つアレンジが出来たと思います。
大人な楽曲だけど、楽器陣はかなり攻めの姿勢な所が良いですね。好き。
ギターソロはもうほとんど感覚で、なるべくエモーショナルなプレイをしようとテイク数もそんなに重ねず、割とパッパッと録ったかな。
後半のフレーズがなんか彼女のモダン感を醸し出してる気がしてしまったのは僕だけでしょうか(笑)
わざとじゃない!(笑)
BRANDROIDではコーラスアレンジは全曲僕が担当してるんだけど、この曲はライブを想定して基本2声でのコーラスに拘って、サビなんかはメロディが上下交差するちょっと複雑な絡みになってます。
当初からツインボーカル的なイメージだったので2本で成り立つようにってのを意識した、かな。
そして2番のAメロでは声も収録させて頂きまして、お恥ずかしながら…。
ボーカルレコーディング時には本当はもっと全然違うラップみたいな感じだったんだけど、なんか違うよなーって話になって、
レコーディング中一人で数分外に出て歌詞考えてRe:iさんにこれで録ってって言ったら早口で言えないからyo-heyさん録ってって言われて急遽録ったの(笑)。
んでもおかげで、作品としてもライブでやるとしても他とは違う空気感の曲になるんじゃないかと、今からライブでの披露が楽しみにな1曲です。(不安もいっぱいだけど。)
歌詞も別に自分の経験に沿ってるわけではないんだけど、なんだかとても気に入ってます。
個人的には今作で一番の推し曲(笑)
M3「ビームス」
これはもうライブでは定番の曲ね。
ギタープレイはもうストレート勝負!
リフなんかはロックンロール出し、基本的にパワーコードでガツーンで、ひらける所はオープンコードでドーンみたいな(笑)
AメロBメロに対してサビの方が繊細なアルペジオが入ってたりして、勢いがあるようで実は気の使うプレイもしてるんですが、
歌詞の内容的にもギターを始めて自分が変われたみたいな、まさに僕の人生そのものみたいな(笑)、ギターの楽しさってか気持ちよさってのを感じられるようなアレンジを意識しました。
実際ライブで弾いてて気持ちいい。
昔から明るい曲調のロックな曲がやっぱ好きなんですよ。ええ。
1番のサビの終わりのイントロに戻る直前のロックロールフレーズが個人的にはこの曲一番の肝(笑)。
Bメロ後半でピッキング位置をズラしながら不思議なハーモニクスが出るプレイをしてるんだけど、個人的にはこれがまた味噌(笑) 肝だの味噌だの。。。(笑)
イントロは裏でなってるハーモニクス交じりのフレーズがライブでやり始めた初期にやってたアレンジで、ベーシックなロックロールリフを弾いてるのが最近ライブで弾いてるアレンジで、せっかく2つあるから両方入れちゃえと思って2本重ねました(笑)
でも基本的には他はギター1本で成り立つアレンジになってます。
音作りはあんまり歪ませないようになるべくピッキングニュアンスが活きるような音作りを心掛けたんだけど、この辺はまだもうちょっと個人的課題かな。
ギターソロはこれまでのライブでのプレイとはガラッと変えてハッピーでご機嫌な感じにしました。
ライブでどう弾くかは迷い中。アドリブでガシガシ弾くのも捨てたくないので、その時の状況に応じて弾き分けようかな。
でもDEMOROID4という作品の中の1曲としてはこのギターソロが良い味出してると個人的には思ってるんだけど、MIXの時にメンバーに聞かせた時にあんまり反応がイマイチだったのが今もなんだか引っかかってます(爆)
2Aのギターとかは結構忙しくて大変なんよ。
気分は滝川一郎で。
まぁこの曲はチュララが全てです。チュララチュララ。
ライブでは「神様お願い」で皆で一緒に神様にお願いしましょう(笑)
M4「ディーゼル」
BRANDROIDでは2つ目の僕の曲。
前作ジバンシーとはうって変わってハードな楽曲にしました。
ジバンシーもこの曲もライブで盛り上がれたらっていうのを意識してて、これは頭振れたらいいなーって思って作りました。
せっかくタオルも出来たしサビとかタオル回したりしたら合うかな?合わないかな?
まぁノリ方は見てる方に任せます(笑)
リフもヘドバン意識で最初にもっていったフレーズとは大幅に変えました。
ちなみに元々持って行ったフレーズってのが冒頭のギターだけの部分。もったいないから残しちゃいました。
この曲は楽曲のキーもめまぐるしく変化して、最後のサビは1番サビよりも実は1音下がってるというちょっと変則的な作りになってます。
リフもイントロだけ1音半上がっててエンディングは1音半下がってるっていう、メンバー泣かせの1曲です(笑)
僕の中では完成形はある程度見えてたんだけど、リズム隊に関してはレコーディングの段階で完成形がまったく見えてなくて、レコーディングはとても困らせてしまいましたが、最終的に自分の中のイメージ以上のものになったのでオールOKという事で(笑)
BメロなんかはRe:iさんに丸投げしたんだけど、Re:iさんこんな声出るんかい?!ってビックリしました(笑)
サビの合いの手もRe:iさんが勝手に持ってきたんだけど、おかげでよりライブ感が増したかな。
力強いというか勇ましい曲に仕上がりましたね。
ほぼ僕の原案のまま形になってるけど大サビの2ビートはバンドでアレンジしてる時に産まれました。
個人的に2ビートって敬遠しがちなので、僕だけで考えてたら絶対出てこなかったと思います。
こういうのがバンドって良いなって思えるよね。
ギターソロはBRANDROIDではお馴染みのオクターブプレイ。
ちなみにライブではオクターバーかましてるけど、レコーディングではオクターブ下の音も手弾きで重ねてます。
ソロの主メロに関してはどれも3本重ねてて、チョーキングとかビブラートとかスライドとかのアーティキュレーションを合わせるのが結構大変。
速いフレーズが絡んでくると泣きたくなります(笑)
最終的にシンセも入って華やかで攻撃的な自信作になりました。
皆の協力あってこそですね。感謝感謝。
「光を力に変えて」の部分、上ハモ絶対に出ないだろうとか思いながらコーラスアレンジ考えてったんだけど、しっかり出してくれてビビリました。
MIXで全然聞こえなくなっちゃったけど(笑)
耳をこらせばちょこっと聞こえます。
今後ライブの定番曲にしていけたら良いな☆
番外編「メタル組曲作品2115番変ホ短調 第一楽章:METALROID」
特典音源のやつね。
GET出来てない人はなんのこっちゃかもですが。
本当は爽やかポップソング「We are BRANDROID」っていう曲が収録されてるはずだったんだけど、メタルロイドの魔の手がこんな所までおよんでいるとは(笑)。
というわけで、エースyo-hey氏からのメッセージ
「ぶへへへ、この曲は我輩の中のメタル魂を込めた1曲である。
やはりメタルといえばピッキングハーモニクスであろう!
16分刻みであろう。裏メロであろう。ハーモニックマイナーであろう。
ぶへへへ。間奏のフレーズは特典音源という事で好き勝手やらせて頂いたぞ。訴えられるのが怖いのである。ぶへへへ。
お前もアンドロイドにしてやろうか。ぶへへへ。」
という事でした。
ギターはバッキングパートだけで4本重ねてるみたいだし、かなり重厚なサウンドになってますね。
間奏の好き勝手がどうこう言ってるのは、とある重鎮バンド様の代表曲のフレーズをオマージュしてるようです。あくまでもオマージュ!ね(笑)
便利な言葉です、オマージュ(笑)。特典音源だから、ご勘弁(笑)。
Bメロで16分で動くフレーズなんかは凄く好きですよ僕。
ギターソロは精一杯のメタル魂だったようです。本当はタッピングとかスウィープとか盛り込みたかったんだけど曲にそぐわなかったのでカット(笑)
ハモリとかも入れたかったんだけどライブでの再現性を考えてカット(笑)
ギターソロ後の静かな部分のアルペジオが古臭くて良いですね。
その後の裏メロも個人的にはたまりません。
yo-hey流メタルギターといった感じでしょうか。
あんまりメタルなバックボーンがないから引き出しないんだけどさ(爆)
というわけでDEMOROID4+αな楽曲解説でした。
とにかくなかなかの難産だったけど、最終的には本当に凄く良い作品になったと思ってます!
ちなみに曲順としてはDEMOROID3と合わせての曲順っていうのも意識してるので、是非DEMOROID3とDEMOROID4を合わせて聞いてみてください。
もちろんそれ以前との作品とも聞き比べてBRANDROIDの成長を感じてもらえたら嬉しいです。
本当に作品を作る毎にバンドが成長してるのを感じてもらえると思います。
それにはエンジニアさんの力も大きいし、メンバー全員がストイックに音楽と向き合ってるからだと思う。
こんなに良い作品を世に残せてる事が僕の誇りです。
もちろんこれからも凄い作品産み出していくので楽しみにしてて下さいね♪
長くなっちゃったけど、このセルフレビューと照らし合わせながら楽曲を聞いてもらえたらまた違った楽しみに方もあるかもしれないし、ないかもしれないけど、
そんな楽しみ方もしてもらえたら嬉しいです。
まだ音源GET出来てない人はこれを読んで興味が湧いたら是非BRANDROIDのライブに来て音源を買って下さい。
絶対買って良かったって思える作品に仕上がってます。自信ありますので。
よろしくお願いします☆
それでは長くなりましたがこの辺で。
ぶへへへ。
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