とあるオフィスビルでテナント工事をしていた時の話。


全く関係ないフロアで電源が付いたり消えたりするらしく、見て欲しいとビル側から以来が入った。


行って見ると、そこのテナントさんのサーバー電源が入ったり切れたりしていた。

これでは業務に支障がでる💧


コンセントで電圧を測ってみると...


90V当たりをフワフワ上下している。


完全に電圧が足りない。


サーバー不具合の原因は電圧降下が原因



調査開始🔍

EPSので電圧を測ってみると

102V付近  まぁまぁ😓


EPSで分岐した14sqを追う。

テナント盤がだいぶ離れた場所に見つかる

50mくらいだったかな?


テナント盤で電圧を測ってみると

94V付近  この時点で低い


そこからエフケーブルでサーバーへ

サーバーでは90V付近



更に調査🔍

14sqが熱々になっていた🥵

だいぶ電流が流れている。

テナント盤はなぜかR-Nの相ばかり負荷がつながっていた。

逆のT-Nの相はほとんど繋がっていない。


クランプを当てると見た目通り、

電流がR相に片寄っている。



ビル側に現状を説明する。



応急処置として、テナント盤の負荷のバランスを取り、盤内で繋ぎかえることを提案。


クランプで調べながら負荷を均等にする。

処置後、テナント盤で電圧を測ると、


94V付近   ⇒  98V付近 に改善。


末端のサーバーでは

90V付近  ⇒  94V付近 に改善。


まだまだ低い電圧ではあるが、サーバーが入りきりする不具合は改善された。



ビル側にはケーブルを太い物に変える事とテナント盤の位置が悪いことでケーブルが長くなっていることを説明する。



以上


ちょっとした工夫で不具合が改善できた例でした🔧