修行道場にて | 須磨寺副住職 陽人のひとり言

須磨寺副住職 陽人のひとり言

生きるための仏教を求めて

こんばんわー


お寺は、キンモクセイの香りで包まれて、


風もほどよく、本当に気持ちのいい日が続いてます。


みなさん、元気でしょうか??




先日、醍醐寺の伝法学院(修行道場)へ差し入れを届けにいってきました。


今、院生(修行僧)は一番厳しい四度加行という修行に入っています。


これは、120日間毎日、三座の修法をし続ける修行であり、


真言宗の僧侶となるためには、避けては通れないものです。



毎座、拝む前には、身を清めるために、滝まで走っていって、水行


つまり、一日三回の水行


最初の水行が午前3時ころで、これが冷たい・・・


そろそろ、水行が辛くなってくる季節です



先輩の方から



「滝になりきるのです」



とアドバイスを頂いたが、



正直、そこまで考える余裕は皆無だった・・・



ほんの二年前なのに、


同じことをしていた日々を懐かしくおもう



院生の目や表情は、澄んでいて


初心わするべからず


やな、と自分にいいきかせた



お坊さんは、一生修行


本来そうあるべき




ちょっとこの前聞いた話をひとつ。



姉の知り合いのお医者さんのはなし



ある日、お坊さんの患者さんがきた


問診していくと、食生活がみだれているという。


僕もそうだけど、お坊さんはお肉も食べるし、お酒も飲む人が多い



そのお医者さんは、お坊さんにむかって


「お坊さんなのに、お肉やお酒、いいんですか?」


と聞いたらしい。



すると、そのお坊さんが、






「あ~はい、修行おわりましたから!!」






え・・・・・・





修行おわる






ってなに・・・・・???






ていうか






修行におわりがあるの???








と、




大変お医者さんは驚かれたそうです。




たぶん、修行道場での、厳しい食事制限のある修行がおわった




ということだと思うのですが、



一般の人にはわからないし、



???



って感じですよね・・・ww




修行道場でてからが、


自分で切り開いていく、自分だけの本当の修行


これって、本当にわかっていなきゃいけないことです。



真言宗のお坊さんは、みんな最初に書いたように厳しい修行を一年間やります


浄土真宗のお坊さんは、そのような行がないと聞きました。


真言宗のお坊さんが、浄土真宗のお坊さんのことを


「行もしてないくせに」


と揶揄するのを聞いたことがあるけど、



本当に大切なのは、




今なにをしてるか




なわけで、



厳しい修行をしたからといって、


それがえらいわけじゃないと思う




修行によって、知恵を得て、人格が向上されることが大事



修行自体にはいいも悪いもないのだと思う。



だから厳しければいいってものでもない


と、僕は思う



オウム真理教は「修行するぞ!修行するぞ!」


といって、若き信者たちを知恵なき道へといざなった





何も、厳しい修行をしなくても、


日々の生活で、心を磨くことを心がける



これも仏道修行だと思います


とにかく、これからが死ぬまでの長い修行ですな


おやすみなさい~







陽人