最終日パート2 | 須磨寺副住職 陽人のひとり言

須磨寺副住職 陽人のひとり言

生きるための仏教を求めて

お遍路では、出会う人みんながあなたにとってのお大師さんですよという教えがあります。それは相手にとったら僕もお大師さんなのです。だからみんなたった一度の短いこの出会いを大切にすることができるのです。嫌な人がいてもその人もお大師さん…いろんなことを僕に教えてくれたりします。そしてお遍路さんの出会いと別れの人と人との距離感が僕は大好きなのです。すごく仲良くなったり話したりしても別れる時は、またご縁があれば…といった感じで別れる。それでこそ、その時、その瞬間の出会いを大切にしてるようで、すごくいいなぁと思うのです。
そしておせったいです。徳島の時は、こんないい人がいっぱいいるのは徳島だけかなと思っていたけど、高知、愛媛、香川、どこにも人々のおせったいの心があり、温かい人が多かったです。四国全体におせったいの文化が根付いてるのでしょう。ある人は「お大師さまのために」ある人は「自分の息子もどこかで誰かの世話になってるだろうから、息子だと思って…」ある人は「自分が徳を積ませて頂くために」いろんな思いがあるけれど、みんな目に見えない「おかげ」に感謝してるのかなぁと思う。「目に見えるものしか信じれない」とは言いすぎかもしれないけど、そういう時代で、「目に見えないもの」を大切にしてる四国の人達の文化っていいなぁと僕は感じました。まだまだいろいろ感じたことあるけど、読み疲れてきた人もいると思うので、ここらへんにしときます!
最後に四国回りおわったら言ってみたいなってずっと思ってた言葉を言わせてください。
「陽人、四国どうだった?」

「ん?あぁ、意外と狭かったわ…」

はい、44日かかったやつのいう言葉じゃなかったですね…これ見て
「もう一周してこい!」
とか言われたら大変や…汗。。

さぁ高野山へ行って帰ります。
帰るまでがお遍路。

そしてまた修行が続きます。いーっぱいのご恩をこの旅で頂いたので、毎日少しずつそのご恩を返していけるように日々努力していきたいと思います。仏教は、一時の華々しさではなく、日々の積み重ねが大切…それはおへんろさんが一歩一歩進んでいく姿に重なります。

みなさんの健康と幸せをお祈りしてます。

感謝

合掌
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