埼玉県立高等学校共通入試問題過去問研究

 

 

 

プロ家庭教師集団スペースONEの高校受験合格のための過去問解説解答

 

 

2024年度埼玉県立高校前期共通数学入試問題は、例年通り大問4題構成。1.四則計算を含む小問集合 16問 2.小問2問 作図,方程式の応用 3.関数のグラフ 4.立体図形の体積が出題されました。 

 

今回は1.小問集合から(11)平面図形の辺の比と面積比 (12)資料の活用 (13)確率を解説します。

 

2024年度数学入試問題1.小問集合(11)平面図形の辺の比と面積比解説解答

 

(11) 図のような平行四辺形ABCDがあり、辺AD,CDの中点をそれぞれE,Fとします。このとき、△EBFの面積は△DEFの面積の何倍になるか求めなさい。

解説解答

平行四辺形ABCDの面積を1とする。

高校受験プロ家庭教師

答え    3倍


2024年度数学入試問題1.小問集合(12)資料の活用 解説解答


(12)表は、あるクラスの生徒20人が、2学期に借りた本の冊数を、度数分布表に表したものです。この表から読み取ることができる内容として正しいものを、次のア~エの中から1つ選び、その記号を書きなさい。

ア 中央値は8冊以上12冊未満の階級にある。
イ 8冊以上12冊未満階級の相対度数は4である。
ウ 最頻値は8である。
エ 12冊以上16冊未満の階級の累積相対度数は0.85である。

中学数学資料の活用

ア 中央値は8冊以上12冊未満の階級にある。
解説
中央値は データの値を大きい順に並べ替えたときの真中のデータ。

20は偶数なので中央値は 10番目と11番目の平均。中央値は 12冊以上16冊未満の階級に含まれる。×


イ 8冊以上12冊未満階級の相対度数は4である。
解説
相対度数とは、全体に対する度数の割合のことを表す。

8冊以上12冊未満階級の度数は 4 全体が20なので、相対度数は 4÷20 = 0.2  ×


ウ 最頻値は8である。
解説
最頻値
データの中で、最も個数(出現頻度)の多い値。よって度数が最も多い8がある12冊以上16冊未満の階級値である14が最頻値。


エ 12冊以上16冊未満のの累積相対度数は0.85である。
解説

累積度数とは、その階級までの度数の合計を表す。

0冊以上16冊未満までの度数の合計は 20 - 3 = 17 累積相対度数は 17÷20 = 0.85  〇


答え   エ

 

2024年度数学入試問題1.小問集合(13)確率 解説解答

 


(13) 1から6までの目が出る大小2つのさいころを1回投げて、大きいサイコロの出た目の数をx,小さいサイコロの出た目の数をyとします。このとき、10x + yが7の倍数になる確率を求めなさい。ただし、大小2つのさいころは、どの目が出ることも同様に確からしいものとします。

解説

 1 ≦ x ≦ 6  1 ≦ y ≦ 6 なので 

11 ≦ 10x + y ≦ 66 のなかで 7の倍数となる数は 

14 28 21 28 35 42 49 56 63

この中で y ≦ 7を除くと 14, 21, 35, 42, 56 64 場合の数は6

高校受験数学確率