早稲田実業学校高等部去問研究

 

2020年度早稲田実業学校高等部の数学出題構成は例年通り大問5題構成で、1.小問集合 2.平面図形の作図と立体図形形  3.方程式 4.関数のグラフ 5 平面図形(円の性質)が出題され、例年通りの出題内容でした。

今回は 3. 方程式を解説します。

 

連立方程式の解が存在しない場合は、高校数学で学ぶテーマですが、2016年度開成高校など難関校でしばしば出題されてきています。

早稲田大学系属早稲田実業学校高等部2020年度数学入試問題3.方程式の応用 問題

高校受験プロ家庭教師
 
 

早稲田大学系属早稲田実業学校高等部2020年度数学入試問題3.方程式の応用(1)解説解答

早稲田受験プロ家庭教師

解説解答

連立方程式の2つの式を
早稲田高校過去問解説

と変形できたとき

a = c  かつ  b ≠ d のときは、平行で重ならない2直線なので、2直線は交点を持たない。

よって連立方程式の解は0個(解を持たない)。

a = c  かつ  b = 0  のときは、重なってしまう2直線なので、解は無数にある(解は不定)。

以上から「解を持たない」のは、「2直線の傾きが等しい」かつ「y切片が等しくない」とき。

解答  a = b